7月号
「ストーカー!?」
〜夜中に電話が鳴り 女 眠そうに起きてきて受話器をとる。〜
女 「もしもし?もしもし? えっ? うちのチャイムが鳴らない? 何のこと?
ハアハア 言って分からない!」
声 「今 駅前で かけてるんだ。
オレが帰るまでに おいてくれ!」
女 「 !? いい加減にしないと
呼ぶわよ!」
声 「俺、オレ!」
女 「オレオレ詐欺!? うちはローンかかえて も 出ないんだから」
声 「 !」
女 「ウソー!声が違う!」
声 「だから で声がかれてんだ」
女 「私の 言ってごらん?」
声 「・・・覚えてないよ」
女 「じゃ、主人じゃない! 第一 何で公衆電話からかけるの? 今朝 ケイタイ渡したでしょう?」
声 「 のリモコン渡してどうする!このドテかぼちゃ!」
女 「やっぱり アナタ!? だって自分のケイタイでしょう、すぐ気づかなかったの?
このオタンコナス!」
声 「八百屋じゃないんだ!座敷ブタ!」
女 「古タヌキに言われたくないわよ!」
声 「オイオイ 第一秘書に昇格したオレにそんな口 きいてもいいのか?」
女 「えっ?ホント? 凄いじゃない? ワイン冷して待ってるわね!」
〜 女 上機嫌で電話を切る。〜 fin