「怖い話し」     の上にカーソルを置きながら読んで下さい。

A「何か面白い話ない?」
B「あるよ!最近あったちょっとした あるアパートの西側の部屋を40代の男が借りることになった」
Bは ながらAに顔を近づける。
B「その男が越して来た途端 悪徳金融のとりたて屋が押しかけて来た。真夜中に が続き、アパートの住人は男に
と苦情を言った

A「よくある話だね。で、その男はどうした?」
B「消えてしまった!当然取り立て屋は来なくなり住民はホットしたが・・・誰もいないはずの部屋で変なことが起こり始めたんだ」
A「怪奇現象?」
B「夜中 空き部屋で 。住人は気味悪がって次々と出て行った。大家は寝こんだ挙句 亡くなり、アパートは取り壊わされた。ところが更地になってもその男の部屋のあたりだけは澱んだ水が溜まり、変な噂が流れた。水面に人影が浮かぶというんだ」
A「幽霊か?」
B「いや!違う!結局その土地は信じられない安値で売られ、高層マンションが建つ事になった。それ以来 噂は途絶えた。
 建ちあがった高層マンションはその利便性から即日完売。マンションを建てた会社はここ数年間の目覚しい急成長ぶりで注目を浴び、頭の剥げた社長が雑誌やテレビにでるようになった。ある時、もとアパートの住人が雑誌を見ながらコーヒーをのんでいたんだな、何かの拍子にコーヒーがこぼれて社長の頭の辺りにシミが出来てしまった。それを拭こうとしてギョッとした。その顔は姿を消した西側の部屋の男だった。
A「えっ?その社長が自分でアパートを借り、住人を追い出し、変な噂をたてて更地を手に入れたってこと?」
B「うん、カツラをつけての自作自演!地上げ屋じゃなく地下げ屋だった」
A「許せないな!訴えれば?」
B「訴えようがない!第一被害者がいない」

A「アパートの住人は被害者じゃないのか?」
B「カツラをつけてアパートを借りたって罪じゃないだろ」
A「夜中の取りたては?」
B「実証できない」
A「クーッツ!」

B「だが、まだ続きがある」

  
続く

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