精神科医
医者が問診表を見ながら女に尋ねる。
医者「最近 眠れない?」
女「はい、 駄目なんです!」
医者「横になるのは何時間位ですか?」
女「6時間位です。気がついたら朝になってる感じです」
医者「へぇー、羨ましいな!僕なんか3時間横になれればいい方ですよ」
女「へぇ! ですね!」
医者「他に気になることは?」
女「病的に
医者「僕も繰り返し を確かめないと落ち着かないな。何か趣味はありますか?」
女「 かな? でもそれがストレスになることもあります」
医者「そう!僕も で損したら苛つく」
女「そういう時はどういう風に発散しますか?」
医者「猫を蹴っ飛ばす!」
女「動物虐待ですよ!」
医者「じゃ、牛、豚、鶏を殺して食べるのは動物虐待じゃないの?保健所が捨て犬を処分するのは?
実験用モルモットは?野生の猿や熊の捕獲は?」
女「必要で止むに止まれない行為です。仕方がないのじゃないですか?」
医者「人間に都合のいい解釈だよ。僕も止むに止まれない!仕方がないんです!」
女「先生のはただの気晴らし!」
医者「しかし少なくとも家の飼い猫はまだ生きている」
女「都合のいい解釈!先生こそ病院に行って診てもらった方がいいですよ!これ以上いたら却って変になりそう!失礼します」
女、憤然として出て行く。医者、カルテに目を落す。
医者「彼女の職業は・・・獣医?・こりゃ職業病だな!」
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