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トゥエンデ紹介
トゥエンデ代表 米澤真奈美
私は縁あって青年海外協力隊でアフリカのタンザニアで現地の高校生に数学を約3年教えていま
した。その間に、貧しいながらがんばっている福祉作業所に何か応援できないかと友人から衣類・文 具を送ってもらって、現地でバザーをし、足の不自由な人のための手漕ぎ三輪車や奨学金の資金に 当てていました。帰国後も遠く離れた国ですが、いつまでもつながっていたいと思っていました。そ う考えていたある日ボランテイア活動をしている仲間に出会い「グループを作って活動をしようよ」 という意見があり「トゥエンデ」を立ち上げました。「トゥエンデ」はスワヒリ語で「一緒に行こう」という 意味で、「共に歩もう」という意味を込めてつけました。
現在の活動は
@衣類・文具・カレンダー・車椅子・医療用装具等をタンザニアに贈り活かしてもらう。
Aタンザニアのお話会、料理会、写真展、スワヒリ語講座、スタディーツアー等を行い、アフリカの中で
珍しく国境紛争、民族紛争の無い、貧しくても平和なタンザニアから学んだり、自分達の生活を見直 す。
Bタンザニアへの贈り物を送料と共に集めていますが、送料の不足分を補うためタンザニアのこと
わざが入った布(カンガ)や葉書のバザーの開催、書き損じはがきの収集、寄付等の受付を行なって います。
「なぜ、遠く離れたタンザニアの応援なのですか?」と良く聞かれますが、たまたま縁があって自
分にとって身近だっただけなのです。みんな一つにつながっているのですから、身近なところ、相手 の必要としていることと自分の可能なことがうまく重なったときなどに、どこからはじめてもいいの ではないかと思います。
時々「自分では使いきれない衣類・文具・雑貨を活かす方法はありますか?」という問い合わせが
ありますが「トゥエンデ」ではバザーの開催や海外の必要としている方々へ送って活かしています。 ただ、使わないものを人に、自分は新しいもの買うのでは何かおかしい気がします。買い物をすると きは一呼吸おいて本当に必要かどうかを考えて買うようにしています。
「海外への協力」というと貧しい国へ何かを贈ることと思われがちですが、それだけが海外への
協力ではありません。大げさに言えば世界はみんな一つにつながっているのですから、知らず知ら ずのうちに迷惑をかけている自分達の生活を改めることのほうがむしろ大切だと思います。たとえ ば日本で暮らす私達の物のあふれる生活。物を作るにはエネルギーが必要ですしゴミも出ます。偏っ たエネルギーの使い方やゴミによって地球温暖化や生態系が崩れて旱魃がおき、飢えや病気で毎日 死んでいく人々がいるのかもしれません。
私達「トゥエンデ」はタンザニアの人たちを応援しつつ、平和に明るくたくましく生きているタンザ
ニアの人たちの生き方から学び、自分達の生活を見直し、遠くの人とも近くの人とも共に歩んでいき たいと考えています。
活動内容は相手が何を必要としているか、自分達に何が出来るかによって変化するものだと思いま
すが、活動に携わってくださった方々が何かしら感じ、誰かのために何かをすると共に、人に迷惑を かけないように自分の生活を見直すきっかけになればと活動しています。自分もこの活動を通して 少しは人のことも考えられるようになる気がします。
最後になりましたが、これまで物資、寄付、励ましの言葉、行事への参加等様々な形で協力し てくだ
さった皆様、そして私達を受け入れてくれているタンザニアの皆様本当にありがとうございます。今 後ともアドバイスをいただきながら共に歩んでいきたいと思います。
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