「プラ板の箱組み」の応用をします。ペーパークラフト「ブンチョウ」の型紙をコピーして0.3ミリのプラ板に貼り付けて製作します。なぜ紙でなくプラスチックで製作するのかというと、貼り合せたときの継ぎ目をパテなどで消すことができるうえに、強度が大きいことなどからです。
 このような作り方なら、型紙さえあれば簡単にオリジナルのプラスチックモデルができます。

1、プラ板の加工

 まず、作りたいペーパークラフトの型紙を用意します。これをコピーしてその裏に「貼ってはがせるのり」を塗り、0.3ミリのプラ板に貼り付けます。0.3ミリ以上の厚さのほうが強度があっていいのですが、曲がりにくく加工が難しいのでできるだけ薄いプラ板を使います。あとでパテで補強できるので薄くても大丈夫です。

 ハサミ、カッターなどで切り出し、コピーした紙をはがして接着したところ。接着剤はプラスチック用だと、のりしろが溶けて切れてしまうことがあるので瞬間接着剤を使います。




 完全に接着したら、裏にパテを盛ります。パテは何でもいいのですが、接着力が強い瞬間接着パテ(商品名「SSP-HG」)を勧めます。パテ硬化後にはやすりで削って形を整えるので、強度が欲しいところや切削加工をするところには、できるだけ多くパテを付けます。