掃除機をONにし、吸引口のそばでやすりがけを行います。吸引力は抜群ですが、うるさい…。集塵機を購入するのもいいと思います。

方法 A            水をつけながらやすりがけをする。(水研ぎ)

 次にリューターですが、万が一のときに自己責任のとれる方にだけ勧めます。最悪、感電死します。方法は棒やすりと同様に、ビットの部分だけ水をつける、または水に突っ込んで(この場合も模型を水にいれて)削ります。すると粉が散りにくくなり、目詰まりも抑えられました。ただし、つける水が少なかったりすると、粉の混じった水があたりに飛び散ることがあります。この方法もビットの水を拭いておかないと錆びてしまいます。しかし注意しなければならないところは、絶対に水をリューターにつけてはいけないことです。故障、感電の恐れがあります。(リューターの説明書でも「水のあるところで作業しないでください」と書いてあります)
やすりがけで粉塵が飛び散らない方法
 普通にやすりがけをすると、周りを汚したり、粉塵が空中に舞ってしまったりして体に悪く、片付けも大変です。そこで、いろいろな方法を試してみました。
 耐水用の紙、または布やすりで水つけながら作業をすれと、粉が舞いにくくなり、目詰まりも起こしにくくなるので一石二鳥です。そこで、棒やすりやリューターでもやろうと思えばやれるのではないかと考え、検証してみました。
 まずは棒やすりについてですが、水を少し付けてやすりがけをすれば、普通に削るときと比べてかなり粉の発生や目詰まりが抑えられていると思いました。これはプラスチックよりもパテの方が顕著に表れると思います。さらに、かなり無理やりですが写真のように模型と棒やすりを水にいれてやすりがけをすることもできます。このようにすれば、水をたらしてしまって下を汚してしまうことも防げるようになります。
 しかし作業後には、しっかりと棒やすりの水を拭いておかななければなりません。放っておくとあっという間に錆びてしまいます。棒やすりは凹凸があるので表面積が広く、ほとんどが鋼鉄製なので安物は数十分で全体が茶色になってしまいます。
 ただ、どうしても錆びさせたくないというのであれば、水ではなく切削油を使うのもいいかと思います。
・・・というか水研ぎはしない方がいいかもしれません。
方法 @            掃除機を使う。

 最後に水研ぎについての欠点ですが、水をつけながら作業をするので被加工面の状態がわかりにくいこと、気をつけていないと、水が飛び散って後片付けや掃除が大変なことなどがあります。(下手すると、普通にやすりがけをして、あたりを粉だらけにするよりも酷いかもしれません。)

 水をつけながらやすりがけを行う方法では、パテなどを削ったときに、粉がふわっと舞うようなことは見られませんでした。しかし、100パーセント粉塵の発生を防げているのかは私にはわかりませんので、防塵マスク、保護めがねは着用した方が無難だと思います。