上北点描

半島中央部を行く



県道24号沿いの防雪フェンス
出かける直前まで寝ていた私だが
風の音で目が覚めた。
国道338号線を右折し陸奥湾に
向かって下北半島を横断しようとしている。
先程から道沿いに防雪用のフェンスが
続いている。冬の季節、上北地方のこの
辺りは風が強く地吹雪の毎日となることが
多いのである。それにしてもつい先日、
上北地方に大雪なだれ注意報 が発令され
10〜15pほどの積雪があったのが
嘘のような今日の天気だ。
しかし風は強く車のハンドルを取られる程だ。
 半島中央部の山越えに掛かろうと
するところに吹越烏帽子岳はある。
車を道脇に停め車外に出てみる。
第一明神平部落への分岐から少し
歩き、雪を頂いた山を観に行く。

白鳥の浮かぶ沼を前景とし、
冬化粧をした吹越烏帽子岳が
木立の上に顔を出し
私を待っていてくれた。

雪を頂いた吹越烏帽子岳

風力発電の風車
周遊の帰り道、風力発電用の風車を
観に行った。強風の中、見上げる巨人は
大きな腕を豪快に振り回していた。

さあ・・、部屋に戻り、もう一寝入りだ。
夜には、年賀状書きをしなければ
ならないだろう。

   つんの
とぼとぼ