 |
尾根越えで鎌倉へ往く山道に入ったのは、玄関を出て２０分の後だった。 背後のヨコハマグランドキャニオンと呼ばれる崖上を覆う木々は色付き始めているが、盛りを向えるには未だ少し時間が掛かるようだ。 |
|
| 明け方まで上空を覆っていた雲は切れ、大きく晴れ上がって来た。 今日の六国見山頂上からは、伊豆半島の天城山や大島も綺麗に観えた。更に、逗子マリーナ右手奥の洋上には三宅島の島影もクッキリ観ることができた。 六国見山を下り朝の九時前後には、北鎌倉の明月院そして浄智寺脇を貫け葛原ケ岡ハイキングコースに入っていた。 |
||
 葛原ケ岡神社 |
||
| 山茶花が咲き、蜜の甘い香りが漂う葛原ケ岡神社の先で、高徳院への道を選んだ。 今日は湘南の海岸線まで歩いてみようと、先程山頂での休憩時に思いついたのである。 |
 |
|
| 「先月は家から東京湾の海岸線まで四時間弱（休憩含む）で歩いているしなぁ〜 。しかし、このところ関節痛と脚力の衰えが進み、どの程度で歩けるか試してみないと・・・。」 それに、実は鎌倉に至近の場所に住んでいながら、大仏様には最近御会いしていないのである。 左に湘南の海が陽に輝き眩しく見える。 ＜コッチャコィ・・コッチャコィ・・＞右手の薮の中からコジュケイの鳴声が聞える。 |
||
 鎌倉大仏（高徳院） |
||
 長谷寺 |
山を降り大仏坂の歩道へ出てきた。道なりにしばらく進めば、高徳院に到着だ。 家からここまで休憩を取りながら、のんびり歩いて２時間３０分、万歩計の指示は１５０００歩ほどになっていた。 「大仏さま御久しぶりですぅ〜。」ここ、高徳院の鎌倉大仏周辺の紅葉は見頃となっていた。 高徳院で大仏様の拝観を済ませた つん は長谷寺参拝の後、今日の最終目的地である由比ガ浜に向った。 |
|
 由比ガ浜 |
||
| 長谷駅脇の江ノ電踏切を渡り、先の丁字路を左折し道路を横断する。 路地の先に明るい陽射を浴びた海が見えた。湘南・由比ガ浜の海岸線が国道１３４号の向こう側に広がっていた。 玄関を出てから正味３時間弱、やはり前回より随分と時間が掛かった。 |
 江ノ電で |
|
| 以前は材木座海岸などから、折り返しで家まで歩き帰っていた つん だったが、今回は少し・・・ 。帰りは江ノ電に乗って鎌倉まで出て、昼には家に戻った。 | ||
