秋の恵み
(今年も豊作だ)
エビズルの実も熟れた秋も深まり秋風も身に沁みる、11月初めの山道を下って行く。ふと、崖上を見上げると、懐かしい物が視線の先にあった。
目に飛び込んだのは、エビズルである。背を伸ばしその蔓を手繰寄せた。
房から摘んだ、その小さな一粒を口に含んだ。甘酸っぱ〜い。そして、少し野生の味がした。もう少し歩けば鎌倉市との市境界尾根という所まで来た。ここは、毎年篠竹を覆うようにカラス瓜の蔓が絡み、赤い実が生る所だ。
こんな山地にも、宅地開発の波が押し寄せている昨今である。
しかし、今年も無事、その赤い実は蔓に下がり、秋風を受け揺らりと つん を待っていてくれた。
カラスウリ
ナラタケモドキの大収穫今日はきのこ狩りに家を出てきたのだ。
こんな大都会の片隅にも自然は残っている。
日が翳り、湿った木の葉や土の香りを感じる。
東京や横浜の都市部の公園などでも、結構きのこの類は
人目を避けるように、ひっそり生えているものなのである。
案の定、狙いの場所に狙ったきのこは生えていた。
さぁ〜て、今日はこれをど〜調理してやろうかなぁ〜。