折々の花

立浪草(タツナミソウ)


 今年の五月連休は連休後半になってから、天気の崩れる日が多かった。 露の付いた下草から、足もとの濡れが気になった。
草中に倒れた庚申塔。青面金剛【しょうめんこんごう】の文字が読める。

 右手の薮は谷戸の丘陵を開発した住宅地まで続いており、畑脇の細道は、この時期になると半ば草に覆われていた。

 そして、細道の傍らに立浪草の花が目立つ季節となってきた。

「 岩ケ根の 立浪草に 雨あらく 」      林紫揚桐



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