溝蕎麦(ミゾソバ)
ここも横浜。家から程遠くない所に、長閑な山里の風景がある。
竹薮の脇を抜け、急な傾斜地を下りてきた。山肌にはトリカブトの花が咲いている。山を下りきり、陽の射す平地にでてくれば、頬を撫でる風が心地よい。
山地から湧き出した水で、湿地状になっている草原は、この花で充たされていた。
「 みぞそばの 水より道に はびこれる 」 星野立子