折々の花

禊萩(ミソハギ)


  

 今日は立秋。暦の上では今日から秋といわれても、今年は梅雨明けが早かったものの、その後はスッキリしない天気の日が多く、夏らしくない日が続いていたのだ。
 公園の一角に誰が植えたのか禊萩(ミソハギ)が咲いている。この花名前からも分かるように、もとはミソギハギと呼ばれ、仏前に供えられる盆花の一つだったようだ。
 昔は地方によっては、花穂に水を付けおはらいをする風習があったようで、一茶の生れた信州の地では、玄関先でおはらいをして祖先の霊を迎える様なこともしていたようだ。

 久しぶりの夏空。もう、来週はお盆ですね。


  「 みそ萩や 水につければ 風の吹く 」        小林一茶



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