折々の花

金瘡小草(キランソウ)

 抜歯した後から血が滲んできて、なかなか止血できなかった。それでも、三日目になり、奥が時々疼くものの、少し安定してきたようだ。

 予報では晴れると言っていた。しかし、上空の雲が取れない。高曇りの下、いつもの小道を歩いていた。

 ふと気がつけば、里山尾根の山道に紫の小花が咲いている。通称、地獄の釜の蓋と呼ばれる、金瘡小草(キランソウ)である。

 ところで、何でこの花、こんな変った呼ばれ方するんだろうか。

  「 名を知りて踏まず地獄の釜の蓋 」      柳井梗恒子


 また 、奥歯の痕が疼いてきた。まだ、運動と御風呂は駄目 ?
部屋に戻って、おとなしくかぁ 〜。 

                


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