蓮(ハス)
紫陽花(あじさい)めあての観光客の姿が消え、静かな時間が戻ってきた頃を見計らい、久しぶりに尾根越えで鎌倉へ散策に出かけた。
山を下りてみれば、蓮の花が見頃となっていた。
「 ひさかたの雨も降らぬか蓮葉(はちすば)に
溜まれる水の 玉に似たる見む 」 よみ人知らず
ハスの名は蜂巣(ハチス)の略で、実の入った花床がハチの巣に似ているところから、言われるようになったらしい。
「ふぅん・・ 蜂の巣かぁ〜。 確かに 」