折々の花

白梅


 この日、私は家から歩いて山を越え金沢文庫に向っていた。
途中、薄暗い森に沿った荒地に何本かの白梅が咲いていた。


「我がやどの梅の下枝に遊びつつ鴬鳴くも散らまく惜しみ」   万葉集



    折々の花