葉牡丹(ハボタン)
一晩吹き荒れた風もおさまった或る日。昼前に散歩に出かけた。川沿いに辿り、見頃となった梅の疎林を縫って、上郷市民の森へ向かっていた。
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急な階段を登って集会所前に出た時。脇の小さな花壇に葉牡丹が植栽されているのに気がついた。
「 葉牡丹の渦の迷路にいざなはる 」 滝川 艶