擬宝珠(ギボウシ)
ハンゲショウ茂る道脇を通り、ザリガニ採りに夢中な水辺の子供達を横目にしながら環状四号側へ左折しようとしたとき、涼やかな薄紫の花穂を眼にした。
梅雨の盛りに擬宝珠(ギボウシ)を眼にしたのは久しぶりだった。
「 這入りたる 蚊にふくるるは 花擬宝珠 」 高浜虚子