藤袴(フジバカマ)
久しぶりに気持ち良く晴れ上がった青空に、すじ雲が流れて行く。秋風が頬をなぜ、心地よい散歩の一時。区役所近くの民家の脇を通ったら、植込みの中に藤袴をみつけた。
秋の七草のなかで、藤袴は準絶滅危惧種に指定されていて、自生するものを観る機会は殆ど無いと云われている。園芸栽培種であろう、この藤袴も近縁との雑種などかもしれないね。
ところで、藤袴を詠んだ一首といえば、次の和歌ですか ・・。
「 藤袴 きて脱ぎかけし 主や誰 問へどこたへず 野辺の秋風 」 源実朝