肌に優しい東北の名湯
夏油(げとう)温泉に入る
この日の牛形山への山行途中で右手の肩、腕に打撲、肘上の数箇所に擦過傷の傷を負った。夏油温泉の宿に戻りついた私の姿に受付・カウンターにいた支配人が驚いている。破れたTシャツから覗いている傷が、よほど痛々しく見えたのだろう。薬をなどと言っている彼の厚意を丁寧に断り、破れたTシャツ、ズボンを脱ぎ捨て宿の浴衣に着替え、先ずは内湯に向った。 |
広々の浴場・良質の湯 |
内湯の浴場は二つあり、時間により男湯と女湯の切替えを行っているようである。私はこのシステムに賛成である。立派な浴場である。広い部屋の中には打たせ湯などもあり、透明な湯が湯船から溢れ出ている。湯を舐めてみる、無味無臭である。腕の傷を気にしながら恐る恐る入湯。肌に優しい湯なんだぁ〜。たっぷりと湯の満ちた湯船で手足を伸ばした。 |
川面を眺めながら |
翌朝、夏油川沿いにある露天風呂に行って見た。宿から少し離れてはいるものの、素朴な湯船のある温泉小屋での入浴は、それなりに楽しめるものだった。 |