花の饗宴 森吉山


 森吉山この名前は確か・・・・山登りを始めた30年程前から知っていたと思う。東北・秋田の名山、またぎ達の故郷である阿仁の奥深くに聳える山と云うイメージをず〜と抱いていた山なのである。
 森吉山は遠い〜のである。前日麓の秘湯、杣温泉(湯ノ沢温泉)に宿を取り、今朝クマゲラ・エコーラインの標識のある舗装道をここまで飛ばしてきた。
 登山口となるこめつが山荘前に車を止めたのは8:40 だった。早速身支度を整え、登山届けを出し登山開始。こめつが山荘脇の道を登ってゆく。

妖しい美しさ ショウキラン

アカモノ咲く
 天気は高曇り、スキーゲレンデの中ほど? までは樹林帯を行くコースを取った。
 薄暗い湿り気のある道を行くと、鮮やかな花が咲いている。ショウキランである。この花、ラン科の腐生植物なのだが不気味な美しさがある。一瞬あの 叶姉妹を思い出したのは何故だろうか??
 スキー場のゲレンデをノウゴウイチゴを摘みながら登って行く。やがて、こめつがからブナの樹林に入り高度を稼ぐ。一ノ腰のピークに到着、暫しの休憩の後先へ進む。
 10:00 雲嶺峠の分岐点に到着。ここよりしばらくの間、木道上の歩きとなり花も徐々に多くなってきた。アカモノ(イワハゼ)、ハクサンチドリ、ウラジロヨウラク、ニッコウキスゲ ・・・・・花々の饗宴である。

森吉山にニッコウキスゲ
 森吉神社・森吉町避難小屋に到着、小屋の周りはニッコウキスゲの花園である。花を前景におき森吉山を眺望するのもおつなものである。
 先に進みブナ帯コースを右に分け、更に行と10:40 タニウツギの咲乱れる阿仁町避難小屋に到着した。ひと休みの後、山頂を目指しハクサンシャクナゲなどの咲く道を行く。

タニウツギ咲乱れる避難小屋

ハクサンシャクナゲ
 山頂の標識らしきものも視認できる様になった。まもなく山頂である、暫し岩礫の登山道を行くと待望の森吉山山頂である。
 無人の山頂に11:10 到着した。本来であれば360度の展望が拝めるはずの山頂であるが、今日は残念、パノラマ展望は次の機会(来れるかなぁ〜 ??)ということになった。


森吉山 山頂到着

       山行
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