SCENE7
萌えていた若葉も何時しか色を増し
まだらに見えていた山々の木々も
一色に塗りつぶされてきた。
太陽は頭上から容赦なく照りつけるが
さるすべりが薄紫やピンクの花をつけ
人々に親しまれ、彼方此方の庭を飾っていた。

照れば照れ 雨よ嵐よ吹かば吹け
素知らぬ顔の さるすべりかな
(丸亀にて)
 
表紙を彩る讃岐の四季
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(C) T.Tsugiya