a Song of the trip to
Taiwan
2010.12.14
台湾の旅の詩

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雨に煙る文武廟
文武廟
予想通りの 雨の朝 呼んでたタクシー 宇多津駅
岡山からは 関空へ 電車のりつぎ ツアー旅
同じバッチを 付けている 待合室の ご夫婦と
話してみれば 故郷の 亡き兄嫁の 身内なり
聞けば葬儀で 会ったはず 四国中国 12人
まさか親戚 居ようとは 偶然にして 不思議なり
台北までの 二時間余 意外と近い 一跨ぎ
機内食終え 気づきたる 用意していた 常備薬
食卓の上 置き忘れ かなちゃん頭 真っ白に
旅の気分も 吹き飛んで 止めて帰ると 言いだせり
雨の台北 空港で 現地ガイドが 待っていた
小柄で可愛い お姉さん 日本語達者で 親日家
降りしきるなか 九分(きゅうふん)へ 暮れ行く坂を バス飛ばし
九軒の村 金鉱で 栄えて今は 坂の街
「千と千尋の神隠し」 ロケ地石段 赤提灯
肩がふれあう 狭き道 左右に店が ひしめきて
売り子の呼び声 賑やかだ ガイドが両替 こりゃ便利
山海珍味 夕食後 めいめい店を 散策す
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かなちゃん足早 石段を 連れと思って 着いて行く
急いで追いかけ 呼び止める 傘のご人は 知らぬ人
元居たところに 帰れども 連れの姿も 影もなく
人込みのなか 上がり降り 二人迷子と なりにける
雨で濡れてる 石段に 赤提灯が 映ってる
夕食の店 引き返し 連絡とれて ほっとする

空港近くの ホテル前 交通要所 工事中
台湾の人 血液は BとO型 殆どで
仕事そこそこ 昼寝して 五時から元気 出るという
子どものしつけ のんびりと したい放題 させるとさ
島縦断の 新幹線 高雄市までは 100分間
高雄市地図
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多くの溜め池 えびを飼い パイナップルや 砂糖きび
野菜畑や 工場も 台南曇り 風もなく
龍虎塔で 有名な 蓮池譚(れんちたん)を 一周り
髭を伸ばせる ガジマルの 木陰は人の 休憩所
オランダ人が 築きたる 要塞跡の 赤レンガ
赤嵌楼(せきかんろう)の 銅像は 外敵駆逐の 郭成功(ていせいこう)
当時の模様 再現か 池には緋鯉 泳いでた
四川料理の 夕食後 台中の宿 富王大飯店(フーウォンホテル)
バイキングでの 朝食後 台中市内 観光へ
笑う大仏 宝覚寺 日本人墓碑 建っている
降りやまぬ中 街を抜け 憩いの名所 日月譚(にちげつたん)
台湾一の 淡水湖 エメラルド色 成りもせず
孔子と関羽 祀りたる 文武廟(ぶんぶびょう)は 荘厳だ
故宮博物院の地図
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世界四大 指に入る 故宮博物院(台北) 凄い人
ヒスイの白菜 見事なり 彫刻文献 陶器類
5000年の 時刻む 65万の 展示物
撮影禁止 見るだけで ほんの一部を 眺めける
免税店に 立ち寄れど 買いたい物は 何もない
金品茶楼の オプションの 小籠包(しょうろんぽう)は 格別だ
慈祐宮(じゆうきゅう)前の 夜市街 若者たちが ひしめきて
台湾車を 汽車と言い 単車は機車で ヤマハなり
お国言葉は まろやかで 耳に優しく 響くなり
雨の台湾 巡る旅 写真はだめで 墨絵だが
食べ物とても 口に合い 風土も俺に 合っている
台北早朝 出発で ガイド手を振り 送られり

「朝 ずれた 歯車一日 噛み合わず」


「もう一度 来てみたくなる 旅の空」
ケンケンさんと
飛行機
慈済宮
九ふんの店先
新幹線
龍虎塔
赤提灯
赤レンガ
鄭成功に降伏するオランダとの和議の様子
笑う大仏
日本人墓碑
日月譚
文武廟
故宮博物院の前で
免税店に並ぶ陶器
金品茶楼
小籠包
夜市
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