瓶ケ森の詩
(1,897m)  2007.11.13
a Song of Kamegamori

女山頂上付近
瓶ケ森付近の地図
→いつもガイド
急な誘いの  紅葉狩り PC仲間 4人連れ
夜更かし爺さん 早寝すりゃ 1時半には 目が覚めた
5時半迎えの 車来て 途中で2人 乗ってくる
寒風山を 見上げれば 一面霜か 薄化粧
霧立ち込める 瓶ケ森林道(かめりん)も 運転上手い 熊さんが
すいすい走り まだ8時 俺なら9時は 過ぎてるな
伊予富士登る 人達が 靴にスパッツ 着けている
見上げる寒風山
西黒森
木立の霧氷
西黒森に 霧氷あり
これは運良く 来たものと
紅一点の Mさんが
黄色い声で  叫んでる
谷から昇る 霧が舞い
東黒森 隠しけり
「今少し 霧よ消えずに 待っとくれ」
地が(ぬく)もれば 影もなく
はかない命 水の精
霧氷越しに 振り向けば
来た道 霧の 海の中
瓶ケ森への 登山口
深い熊笹 濡れている
名峰石鎚 霧も消え
少しぼんやり 眠そうだ
男山に登る
氷の海老
男山への 急な坂
霧氷樹氷の 中潜る
霧吹き付ける 方向に
海老の尻尾が 長くのび
男山から 降りてきた 爺さん声を 掛けてきて
「おかしいじゃろう」と (つぶや)けり よく聞きゃ歳を 自慢して
「わし大代(おおだい)に のっとる」と 「歳は食っても 山恋し」と
80過ぎかと 思いきや 戌年生まれの 同い年 (-。-;
風吹きつける 男山 頂上絶壁 崖の上
子持ち権現 見下ろせば 7年前に 鎖場で 
足を滑らし レンズ割り ああ痛かった 痛かった 
二人とも「山キチ爺さん」
女山なる 瓶ケ森
熊笹 山を 占領す
眼下に見える 瀬戸内も
(かすみ)かかれる 燧灘(ひうちなだ)
二千石平 横切れば
ヒュッテの屋根の 雪白し
石鎚山
ヒュッテの屋根
石鎚(まい)るにゃ 時間無く 面河渓谷(おもご)に心 残せしや
よさこい峠を 下りつつ 紅葉やーいと 右左
鷹ノ巣谷で モミジ葉が 着飾り空を 仰いでた
「爺さんに 俺も劣らぬ 山(キチ)よ」
やっと見つけた紅葉
霧氷
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