銅山越えの詩
2008.5.17
a Song of Douzangoe

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ツガサクラ
石垣
谷川
別子銅山跡付近の地図
→マピオン
「ツガサクラ アカモノ達と お見合いに」
PC仲間 四人組 昔は若衆 美男美女
日浦駐車場 広がれど 車満杯 バスまでも
階段上り 新緑の 古道たどりて 谷にいる
住友の基礎 築きたる 別子銅山 眠りけり
建物跡の 石垣は 時の移りて 苔むせり
谷間を流る 水音に ざわめきの声 聞こえくる
深山(みやま)で遅く うぐいすの 鳴くのは春に 里山で
連れ添う相手 見付からず 声を限りに 鳴くという?
「うぐいすよ 何処かの誰か よく似てる」
昔は美男美女
悪路
突然山を 揺るがせて  地球の()ける 大音響
谷すれすれに ジェット機が 練習飛行 (あわ)てさす
銅山越えは 人の群れ あけぼの情報 飛び込んで
まだ見ぬ美女に 会いたいと BさんMさん いろめきて
早めに弁当 力つけ 断崖(だんがい)絶壁 なんのその
岩場に待つは ツガサクラ 谷からの風 涼しげに
アカモノさんは まだ蕾 小さく赤く 愛らしい
予定の見合いも そこそこに 気はあけぼのに 飛んでいる
あけぼのばかりが 花じゃない ミツバツツジも 怒ってる
アカモノ
ミツバツツジ
西赤石への道
あけぼの
目指すあけぼの 辿りつき
じっと見とれる お二人さん
(またた)きて これぞ天使か 舞姫か」
西赤石は 七合目
頂上めざす 人の列
八年前に 来たときは
ひぐらしの声 浴びにけり
黒森山や 笹ヶ峰
別子の山々 青々と
ダイヤモンド
五月の風を 背にうけて 転がるように くだりけり
太股きっと 筋肉痛 なるであろうと 思いつつ
ダイヤモンドの 水飲み場 高知弁やら 伊予弁が
ペットボトルを 飲みほして みやげに水を 汲みにけり 
野鳥博士の Bさんは 鳥のさえずり 耳澄ます
登り気づかぬ 帰り道 アケビの花が 開いてた
西赤石山頂
「お見合いは 大成功と 汗をふく」
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