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a Song of the short trip to
Minami Bousou
2016.1.28
南房総旅の詩
胆管がんの 手術から 4年目迎え 年2回
血液CT 検査には 執刀医師の 元に行く
異常無しの 結果聞き 銀座でうな重 腹満たす
キヤノン、ニコンの ギャラリー見て 東京タワー 登りたり
茜に染まる 夕焼けは 明日の天気を 約束す?
東京湾の アクアライン
海底トンネル 走りける
海上基地の 「海ほたる」
トンネル掘った カッターが
役目を終えて 海眺がむ
東京目指す 船絶えず
羽田に向かう 飛行機が
ひっきりなしに 飛んで行く
「アクアライン 東京湾を 一跨ぎ」
鋸南(きょなん)町は 古くから 歴史と文化 恵まれて
世界に誇る 日本の 絵画文化の 「浮世絵」は
その始まりは 絵師だった 菱川師宣(もろのぶ) ここの人
江戸時代には 歌麿や 北斎、広重と 花咲かす
19世紀 後半に 西洋美術に 浮世絵が
写実主義者に 衝撃を 「印象派」を 生み出せり
モネ、ルノワール マネ、ピサロ 新たな道を 進みだす
東京富士美術館 協力の 「浮世絵ジャポニズム」展 開催で
菱川師宣記念館 立ち寄れり 館の前に 傑作の
「見返り美人」 像立てり 展示場内 自画像も
「富獄三十六景」 北斎や 広重、歌麿 7点が
「海辺の船」の モネの絵や ルノワールや ゴーギャン等
「師宣の その名歴史に 輝けり」
冬の日差しを 浴びながら 南房総 館山へ
八犬伝で 有名な 館山城の 坂登る
館山港は 北側が 江戸に向かって 拓けてる
里見義実 因念の 娘や犬の 物語
滝沢馬琴 生涯を 「南総里見八犬伝」 懸けにけり
読本、映画 テレビなど 広く多くの 人ぞ知る
城内片隅 紅梅が 時の流れを 見つめてる
フラワーロード 菜の花も ポピーの里は 花盛り
予約していた 休暇村 太平洋が 窓の下
富士はどんより 雲のなか ここまで息子(車)の 世話になる
「波の音 聞きつつ眠る 安房の宿」
帰る朝には 雨になり JRバス停 宿の前
東京駅まで のんびりと 流れる風景 夢心地
羽田空港 来て見れば 高松行きは 霧のため
切符の発売 停まってる… 「条件付きで 飛びます」と
放送ながれ 切符買う  「引き返す」または「伊丹かも」
羽田空港 飛び立てり 機内放送 繰り返す
高松空港 近づきて 機体も揺れず 霧の中
着陸態勢 アナウンス エンジン音も かすかなり
まるで上空 停まってる 機内不気味に 静まりて
物音一つ 聞こえない 不安と期待 交差する
急な降下も せぬままに 霧の切れ間を 滑るよう
高松空港 着陸す 安堵の息が ふと漏れる

「楽しけれ 色々ありて 旅すれば」
海ほたるの地図

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菱川師宣記念館の地図

→ いつもNAVI
館山城の地図

→ いつもNAVI
フラワーロードの菜の花

フラワーロードの菜の花
東京タワー
夕焼けの富士
掘削カッター
ベシオアシスで記念撮影
東京湾

海ほたるのデッキから
椰子の木の道
見返り美人の像
入場券
城と桜
館山市景
八犬伝の舞台
ポピー
休暇村
アクアライン
アザミ
羽田で2人
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