町田天満宮(町田市原町田)
町田市最古の狛犬か?

東京都町田市原町田1丁目

JR横浜線の車窓からも見える天満宮は、町田駅から歩いてすぐ。
受験祈願の絵馬が沢山掛かっている。

参道には、撫で牛2頭と狛犬が3対並びちょっと豪華?!
撫で牛は、手前が石で拝殿近くがブロンズ(写真左)。
狛犬は昭和タイプ(岡崎タイプ;S42年、S51年)が2対と
江戸タイプ(昭和5年)が1対。

そして、この参道〜拝殿の横に境内社(写真下)がある。

この境内社は、祭神として大物主神・素盞鳴尊・恵比寿神・聖徳太子を祭っている。
その前にいるこの狛犬に注目!

阿像には宝珠、吽像には角。
そして、両玉の江戸中タイプ。
なかなか良い感じですが、この狛犬には
   「願主 川嶋■助」
の銘しかありません。

この建立年代をどう読むか?

1700年代後半というのが、妥当なところではないでしょうか?
明治以降のコピ−物という可能性も無いとは言えませんが、石の感じは江戸期と見て無理はないと思われます。

となると、町田市の狛犬40対の中で、刻まれて確認できる最も古いものは
  南大谷天神社(町田市南大谷)
  文化14年(1817)
ですから、この狛犬が町田市最古である可能性が大と言えます。