春日神社(町田市大蔵) |
町田市大蔵町の春日神社。 |
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出来の良い江戸狛犬で、
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社殿の裏へ回ると、小さな末社に挟まれたところにもう1対の狛犬がいます。 |
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阿像はあごが欠けていて、先代的扱いではありますが…
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つまり、表の狛犬は裏の狛犬のわずか3年後に奉納されたもの。
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奉納者を比べてみると、気になりませんか?
同じような違うような、一人のような二人のような… で、少し調べてみました。 すると、「町田市大蔵町関山には、古来この地を拓き、居を構えた市川家があり、その市川家の出身で、幕末の江戸木挽町において佐賀屋という石問屋(江戸諸問屋名前帳に名を連ねているとのこと)を営み、栄えた市川駒次郎明正なる人物がいた」ことが分かりました。 つまり、佐賀屋=石問屋=駒治郎=駒次郎=二男=次男 であり、この地の出身者 である市川駒次郎明正が奉納したものと思われます。 石工の銘はありませんが、江戸で名のある石問屋ですから、この狛犬たちは腕の良い石工に彫らせたのでしょう。 奉納当時、この狛犬と随神がどのような位置関係で置かれていたのか、興味のある所ですが何の手掛かりもないのが残念です。 当地の有力者・市川仙蔵の名を出して、その二男であることをアピールし、江戸木挽町で石問屋として名を為したと誇っている…3〜4年の間隔で3度の奉納…故郷に錦を飾ったと言うことなのでしょうね。 (東京都町田市大蔵町2,822) |