吉六ではない吉六/ぞの(4) 〜鶴見神社(鶴見区鶴見中央) |
吉六研究の資料「鶴見石工・飯嶋吉六の石造物 その壱」北村正幸 藍 第27号)には
郷土つるみ「鶴見金石誌」に鶴見神社の獅子山の狛犬が吉六の作と書かれている との記載があった。 ここでは、この狛犬を検証してみることにする。 |
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境内に見事な獅子山がある。
狛犬は、普通の獅子山のような構え型ではない。 |
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庭師と共に、石工銘が記されている。
非常に読みにくいのだが、 石工 ■■三郎 と読める。 従って、吉六ではない。 しかし、この場合、この獅子山の石組みが しかし、狛犬自体がどう見ても吉六ではない。 |
郷土つるみ「鶴見金石誌」自体を見ていないので、何とも言えないが…
地元であり、この神社と吉六に関係があったことは間違いないだろう。 もしかすると、今の狛犬は比較的最近置いたもで、元々は吉六の狛犬が置いてあったということも あり得ないことではない。 大綱金刀比羅神社のように、獅子山に吉六の狛犬が乗っていたのかもしれない。 しかし、少なくとも現在の狛犬は吉六とは思えない。 その後、山田敏春氏が詳しく検証しています。 それによると 石工 松原為三郎 庭師 山田政五郎 とのこと。 こちらをご覧下さい。 |
神社名 | 鶴見神社(鶴見区鶴見中央) |
住 所 | 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-14 |
石 工 | 石工 ■■三郎 |
建立年 | 不 明 |
奉 納 | 鶴見消防一番組 連名で多数記載 |