明治期建立狛犬/ぞの(1-2) 〜神明大神(中原区中丸子)
もう一つの明治期吉六狛犬の最高作がこれ!
神社の雰囲気は、広い境内の割に緑と石造物が少なく
イマイチの印象を持ってしまうが、こんな吉六狛犬が迎えてくれる。
ご覧の通り、前項の白幡神社とかなり感じが似ている。
3匹の子獅子の配置と姿が全く同じことがそう思わせるのかも
しれないが、やはり良い出来ではある。
あえて比べる必要もないが、私個人としては白幡神社の方が
彫りも、表現も上であるとは思うが…

奉納者には2人の新吉原の主人の名。
千葉の新地もそうした場所だったのか?

 神社名  神明大神
 住 所  神奈川県川崎市中原区中丸子
 石 工  鶴見橋 飯嶋吉六
 建立年  明治30年10月(1897)
 奉 納  氏子世話人 原喜三郎 野口新蔵
 奉納者 新吉原京町壱丁目 野口銀蔵 
       同 府揚屋町 志方金太郎
     千葉県千葉町新池 志方平吉