最初見たときは、獅子舞が頭を噛んで厄払いをする仕草と思った。
しかし、細かく観察すると腹這いの男は、正装した役人か位の高い人にも見える。
馬乗り(犬乗り?になった阿像の厳しい表情、前足で男の両肩をガッチリ押さえつけている。
一方、男の苦悶に満ちた顔、助けを求めるかのごとく腕を伸ばし開いた右手の形、ばたつかせるように立てた左足(写真左)など…
神を守護すべき狛犬が、何故このように怒りを露わにしているのか?
狛犬に関するご由緒は不明で、地元の方も夫々に思いをめぐらし楽しんでいるとのこと。
そこで小生も勝手に想像してみた。
「腹這いになっている男は、右大臣だった菅原道真を貶めた左大臣の藤原時平。
阿像は道真の変身した姿で、怨念を晴らしている様子を表現しているのでは?」と。
|