水噴き狛犬大特集! |
神社で鳥居の次に目に入るのは手水舎・手水鉢。
狛犬にばかりに目と心を奪われていると、ついつい通り過ぎてしまいがちですが、良く見るとこの手水鉢にも狛犬を見かけることがあります。 ネット上のニュースに『口から水の出る狛犬』の記事を見つけ、日本にはそこ(鳥取・川六の作)と長崎諏訪神社にあるものの2つだけ!と記されていました。 しかし「えっ、もっと他にもある!」と思い、探してみました。 |
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最初は一番有名な上杉先生の長崎諏訪神社。 蹲踞の尾立ちで、長い棒をくわえその先から水がでています。 狛犬としてもなかなかのもの。 高麗犬の井戸といわれ水が枯れることが無いのことで、この水を飲むと安産ですむと言われいるそうです。 また、銭洗い狛犬でもありこの水で銭洗うとその銭が倍になるとも言われています。 写真:小川文雄 コメント:久保田和幸 |
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次は奈良市の手向山八幡宮(奈良市雑司町手向山)。 東大寺南大門を入って大仏殿まで行かないところを右に行くと突き当たりにある神社です。 水屋がありそこにいます。 前足の下に岩があり、その岩に足をかけた後足立ちの姿勢で、口に水出し用 のパイプをくわえています。 写真・コメント:久保田和幸 |
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三番目は川崎市麻生区の高石神社。 しょうわ狛犬ですが、底部から口まで体中をくり抜いて、口のパイプから水が出ています。 上の2つは像としては1体ですが、ここは違います。 相方の吽像もあり、1対の狛犬として存在しています。 以上はいずれも石造ですが、石造のものは全国レベルで見ても他にはこの2つしかないようです。 そして最後はブロンズタイプです。 |
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天祖神社(豊島区南大塚) |
道々橋八幡(大田区久が原) |
千住本氷川神社(足立区千住) |
居木神社(品川区大崎) |
阿豆佐味天神社(立川市砂川町) |
雪谷八幡神社(大田区東雪谷) |
大きな玉を持った広島タイプで、ほぼ同形のものです。
全て都内ですが、恐らく同じ型から作られたもの。従って、他にもあると思われます。 下段右下の雪谷八幡神社だけは子獅子を抱えており、一味違った感じですね。 また、画像はありませんが、神戸の河内國魂神社にもちょっと変わったタイプがあるようです。 2008年第68号より |