社殿は重厚な隠岐造りで、参道の桜並木は桜の名所として知られる。
桜の木の下で、子連れの大きな狛犬が睨みをきかしている。 日本海側でよく見かける「出雲式」の「かまえ狛犬」である。
ガイドいわく「この狛犬は、承久の乱で配流された後鳥羽天皇が、幕府に対して怒っている姿をうつしたものです」。
なんとなく納得してしまう説明だった。
奉納者は松江市に住む方らしいが不詳である。(隠岐の島巡りにて)
田辺英治 2006年52号より