================================================ TinyMonitor Version 1.11 作成 TOA リリース 2008/04/20 種別 フリーウェア 動作OS WindowsXP,Vista サポート http://www15.plala.or.jp/then/ ================================================= 【 目次 】 1.概要 2.インストール 3.アンインストール 4.使用方法 5.メニュー 6.設定項目 7.Vistaでの実行について 8.著作権・免責 9.転載について 10.履歴 【 1.概要 】 小さなCPU使用率モニタです。タスクトレイアイコンでもグラフ表示を行います。 半透明化機能やマウス透過機能、タスクトレイアイコンからの本体グラフのポップアップ機能 によりじゃまになりません。 【 2.インストール 】 ダウンロードした圧縮ファイルを任意のフォルダに解凍してください。 以下のファイルが解凍されます。 TinyMon.exe 本体 readme.txt このファイル ランタイム等は必要ありません。 必要に応じてスタートアップフォルダに本体のショートカットを作成してください。 【 3.アンインストール 】 本ソフトを終了してから、上記ファイルに加えて TinyMon.ini を削除してください。 レジストリは使用していません。 【 4.使用方法 】 本体を実行すると、CPU使用率のグラフが表示されます。 タスクトレイアイコンでもグラフが表示されます。 グラフかタスクトレイアイコンを右クリックするとメニュが表示され、ここから各種設定を行います。 iniファイルを実行ファイルにドロップすると、ドロップされたiniファイルを使用します。 これを利用すると、いろいろな設定で複数起動することができます。 【 5.メニュー 】 グラフおよびタスクトレイアイコンを右クリックするとメニューが表示されます。 ○ グラフを表示する グラフウインドの表示、非表示を切り替えます。 非表示にしても、アクティブであったり、トレイアイコン上にカーソルがあると表示されます。 ○ 最前面に表示する グラフウインドの最前面表示を切り替えます。 ○ 半透明にする グラフウインドの半透明表示を切り替えます。 半透明度は、設定から変更できます。 ○ 背景を透明にする グラフウインドの背景の透明表示を切り替えます。 ○ マウスを透過する マウスの透過を切り替えます。 マウスを透過させるとグラフウインドを透過して下をマウスクリックします。 最前面と半透明をいっしょに使うと便利です。 ○ アラーム (ver1.1〜) アラームの開始/停止をします。グラフ1とグラフ2を同時に操作します。 ○ 設定 設定画面を表示します。グラスがアクティブならAlt + P でも開くこともできます。 ○ 終了 本ソフトを終了します。 ※ タスクトレイアイコンを表示しない場合、「グラフを表示する」と「マウスを透過する」は 使えなくなります。それぞれ「表示する」「透過しない」に固定されます。 【 6.設定項目 】 ■ 本体 ■ 本体の動作について設定します。 ○ グラフの更新間隔 グラフの更新間隔です。ミリ秒で指定します。60000〜100msが選択できます。 アラームも更新時間毎にチェックされることになります。 ○ グラフ半透明時の半透明度 メニューの「半透明にする」にチェックした時のグラフの半透明度です。10〜90%が選択できます。 ○ マウスカーソルがグラフ上にきたら以下の動作を行う ・グラフを隠す ・半透明にする マウスカーソルがグラフの上にきた時の動作を設定します。 Shiftを押しながらグラフ上にカーソルを動かすと動作しません。 ○ 移動時、画面枠にくっつける グラフの移動時に画面枠にくっつくようになります。くっつける距離をドット単位で設定します。 ○ サイズ変更時、背景線にあわせる グラフのサイズ変更時に、背景線に大きさをあわせるようにします。 ○ タスクトレイにアイコンをおかない タスクトレイにアイコンをおきません。 ○ アイコングラフなし タスクトレイアイコンにグラフを表示しません。標準のアプリケーションアイコンを表示します。 ○ 2つめのグラフ設定を表示 2つ目のグラフ設定タブ(PDH、グラフ、アイコン)を表示します。設定の再表示が必要になります。 ■ PDH ■ グラフに表示する数値の取得元や表示方法を設定します。 ○ このカウンタパスを使用する カウンタパス(Windowsから各種情報を取得するための名前)を使用するときにチェックします。 2つ目のグラフでのみ設定可能です。 ○ カウンタパス Windowsから各種情報を得るための名前の設定です。変更する場合は右のボタンを押して設定してください。 ○ 表示タイトル ○ 単位 表示タイトルと単位は、数値をグラフに表示するときに数値の前後に付け足す文字列を設定します。 ○ グラフ最大値 計測値の最大値を設定します。グラフの一番上が最大値になります。 ○ 数値表示の右ぞろえ 計測値を表示する場合にタイトルと数値の間を詰めないようにします。 ○ 数値表示のバイト換算 バイトやビット単位に計測値を換算して数値表示を行うようにします。 ○ アラームを使用する アラーム設定を有効にし、メニューから開始できるようにします。 ○ アラームの設定 アラーム設定ダイアログを表示します。 ○ アラームの状態 現在のアラームの状態を表示します。以下の3つ状態があります。 ・停止中 「アラームを使用する」がOFFの状態です。メニューの「アラーム」を選択しても動作しません。 ・待機中 「アラームを使用する」がONの状態です。メニューの「アラーム」で動作を開始/停止します。 ・動作中 アラーム動作中です。設定条件に合致するとアラーム動作を実行します。 ■ 「グラフ」 および 「アイコン」 ■ グラフの表示についての設定を行います。 ○ 最新線 ○ 最新色 最新線と最新色は最新値の幅を1以上にした場合、グラフの右端に表示されます。 最新線は上辺の描写とその色、最新色は塗りつぶしとその色の設定です。 ○ 履歴線 ○ 履歴色 履歴線は線の描写とその色、履歴色は塗りつぶしとその色の設定です。 ○ 文字色(グラフのみ) ○ 文字影(グラフのみ) 計測値を表示する文字の色と影の色を設定します。 ○ グラフ枠 グラフ枠の描写とその色の設定です。「グラフ枠の幅」を1以上設定するとグラフの枠が表示されます。 ○ 背景線 ○ 背景色 背景の色と線の色の設定です。背景色は必ず使用します。 ○ 最新値の幅 最新値の描写幅です。アイコンでこの値を16に設定するとグラフでなくメータのようになります。 ○ 履歴をの棒グラフで表示 履歴の描写を折れ線グラフから棒グラフに切り替えます。 より正確なグラフ表示になりますが、見づらくなるかもしれません。 ○ 文字背景透過(グラフのみ) 文字の背景を背景色で塗りつぶすか塗りつぶさないかを設定します。 グラフの線が重なって見づらい場合にチェックをはずしてください。 ○ 16色から色を選択する(グラフのみ)(ver1.1〜) 色の選択をメニューの16色〜選択するようにします。 ○ グラフ枠の幅 グラフの枠の幅を設定します。0にすると幅が1の枠をシステムの設定で描写します。 ○ 背景線の幅 ○ 背景線の高さ 背景線の間隔を幅と高さで設定します。 ○ 背景色透過(アイコンのみ) 背景色を透過して、背景にタスクバーが見えるようにします。 ○ グラフ値 丸め ・切り捨て ・四捨五入 ・切り上げ グラフ描写の値の丸めを設定します。 「切り上げ」にすると小さい値でもグラフに描写されるようになります。 ● アラーム設定ダイアログ 「PDH」タブの「アラームの設定」ボタンを押すと表示されます。 ○ 起動時にアラームを開始する 起動時にアラームを自動で開始します。 ○ アラーム発生後にOFF アラームが1回発生したら自動でOFFにします。 ○ 閾値 アラームを動作させる閾値(境界値)です。 ○ 前回値を閾値とする 閾値の設定ではなく1回前の値と計測値の比較します。 ○ 比較方法 閾値(または前回値)と測定値の比較方法です。「以上」なら計測値が閾値以上になった場合に アラームを発生させます。 ○ 継続時間 閾値を越えた状態が設定時間ms以上継続した場合にアラームを発生させます。 「本体」の「グラフの更新間隔」毎にアラームのチェックが行われるので、更新時間にあわせて 時間を設定してください。 ○ 閾値内で毎時アラーム チェックを入れると閾値を越えた状態が続いた場合、毎回アラームを発生させます。 チェックのない場合は、閾値を超えたとき1回のみにアラームを発生させます。 ○ 閾値外に出たときもアラーム チェックを入れると閾値から出たときもアラームを発生させます。 ○ 実行 アラーム発生時に実行する内容を以下から選択します。 ・一般の警告音 システムの一般の警告音を鳴らします。 ・ファイルの実行 「ファイル」を実行します。 ・EXEの実行 EXEファイルを実行します。オプションも使用することができます。 ・WAVの再生 WAVファイルを再生します。 ・ログの書き込み 「ファイル」に「オプション」の文字列を追記します。 ○ ファイル 実行の対象となるファイルを選択します。 ○ オプション 「EXEの実行」のオプション、もしくは「ログの書き込み」の文字列を指定します。 以下の書式で変換が行われます。 \r\n 改行 \b 一般の警告音 \\ \マーク %D 日付 (例 "2008/01/08" Windowsの短い形式での日付表記です) %T 時間 (例 "13:20:15") %y 年 %M 月 %d 日 %H 時 %m 分 %s 秒 %S ミリ秒 %v 計測値 %b 閾値 %t タイトル %u 単位 %% %マーク 【 7.Vistaでの実行について 】 Vistaでは「Performance Monitor Users」権限があれば、TinyMonitorを正常に動作させることができます。 デフォルトのユーザ設定ではこの権限を持っていないので、以下の手順で付与する必要があります。 設定変更には、Administrator権限が必要になります。 ・「コントロールパネル」->「管理ツール」->「コンピュータの管理」 を開く。 (ここでUACの確認ダイアログが表示されます。) ・「システム ツール」->「ローカルユーザとグループ」->「グループ」を選択して、 「Performance Monitor Users」を開く。 ・「追加」ボタンを押して現在のユーザを追加する。 設定後、ログオンしなおすと正常にTinyMonitorが使えるようになります。 【 8.著作権・免責 】 本ソフトに含まれるプログラムおよびドキュメントの著作権は、作者であるTOAが保持します。 本ソフトの使用によって発生したいかなる損害も作者および関係者により補償されることはありません。 【 9.転載について 】 ダウンロードした圧縮ファイルの内容を編集しない限り許可します。 一次配布元はvectorさんを利用させていただいています。 http://www.vector.co.jp/soft/winnt/hardware/se369258.html 雑誌、ホームページ等に転載される場合、作者まで連絡をいただけたらうれしいです。 【 10.履歴 】 2005/06/06 Ver1.0 公開 2005/06/21 Ver1.01 ・履歴の棒グラフ表示で、最新値幅0のとき、最新値が描写されていなかったので修正 ・iniファイルの書き込みエラーが発生することがあったので修正 ・設定ダイアログのタブオーダーの修正 2005/11/05 Ver1.02 ・PCシャットダウン時も終了処理を行うようにした。 ・タスクトレイアイコンでグラフ表示しない設定を追加 ・基本設定処理と文字設定と丸め設定の不具合を修正 ・アイコンを変更 ・タスクトレイアイコンでグラフ表示しないオプションを追加 2008/01/08 Ver1.1 ・Windows2000を動作OSからはずした。 (動作チェックを行わないだけで、2000でも不具合報告があれば対応します。) ・カウンタ値の取り扱いを32bitから64bitに変更した。カウンタ最大設定値を12桁に変更。 ・グラフ色選択をメニュー16色からでも選択できるようにした。 ・アラーム機能を追加。いまいち使いやすくない) 2008/04/20 ver1.11 ・Vistaでグラフを移動したとき、CPU負荷大きくなってしまっていたので修正。 以上