First River Seabass

 2002年の夏、それまでずっと港湾で40〜50cmのシーバスを電気ウキで釣ってたが、
川ではもっと大きなスズキ(70〜90cm)が釣れるらしい。
雑誌やビデオで見ると迫力が有る。どうしてもテッカイ鱸サイズを釣ってみたい。


やっぱルアーフィッシングだな...


当時の私には起動しないもらい物のPCが有ったが、使い方がわからない。
仕方ないので携帯電話でGoogleでいろいろと検索してみる。

下関近郊でルアーで鱸を釣ってるサイト発見!「擬似餌工房座敷童子」
携帯だったので全てのコンテンツは見れなかったが釣行記はどうにか見る事ができた。
夢中になって吸い込まれる様に読んで決心した。


よし!あの川に行ってみよう♪

    ・・・

一体どれくらい通っただろうか?
まぐれで1匹位は釣れてもいいのに来る日も来る日も釣れるどころかバイトすらなかった。
とうとうギブアップして以前の餌釣りに戻ってはみたが、諦めきれない。悔しい。
再び川に繰り出すのだが以前と全く同じ結果のくりかえしだった。


こうなったらこの座敷童子さんとやらに釣り方を教えてもらおう!
メールに今までの結果や、どうしても釣りたい気持ちを書いた。
こちらの素性もわからないと失礼なので、本名から家族構成、連絡先・・・
あつかましいとは思いつつすがる思いでメールを送った。


キタ━━━━(°Д°)━━━━!!!!
 「8月11日に行くのでよかったらドゾ!」


座敷さんが釣れたからこれで鱸も釣れたようなもの!よっしゃよっしゃ。
その日は教わった場所でずっとやってみたのだが、私はノーバイトに終わってしまった。
しかし座敷さんは見事に76cmをゲット。
その魚を見て、ますます病気になって行くのだが結果は全く出ないまま。


約1ヵ月後の9月7日に再び同行していただいた。
秋の爆釣シーズンに入るから大きいのが釣れるかも?って聞いて行ってみたのだが
現地は凄い強風でとてもとても釣りにならない。
時合は数時間後だからって事で、座敷さんは目覚ましをかけて車で寝てしまった。

私はいつもと同じ、最初に教わったポイントで投げ続けた。
一体ここで何本ルアーをロストしたんだろう?


数時間が経過して、水位のかなり下がった頃に若干の違和感があった。
また根掛かりかよ...と思ったら!


 ばしゃバシャ!!!  (`Д´;)

夢中でリールを巻いて必死こいてタモを差し出す。1級タモ入れ士伝説ここに始まる。


   やた・・・  やった・・・  やった!  やったぞ!!


座敷さんの車のところへダッシュ。まだ中で丸まってお休み中だったが
ガラスをドンドン叩いて無理やり起こす。

「お〜〜〜〜〜!TEPOさんとうとうやったね。よく肥えた立派な鱸じゃん。60cmはあるね。」

にこにこしながら自分の事の様に喜んでくれた。



これまでの釣れなかった事などが少し
よみがえってきてマジで泣きそうな勢い。

今にして思えば、この1匹は私の人生を
どれだけ豊かな物にしてくれてるだろう。

誰しも忘れる事の出来ない思い出
深い魚ってきっと有るよね。

         2002年夏、座敷童子さんとSEABASSに出会えた。