工房紹介
工房には、戦前の高機~30年位前に特注した手織り機が1階と2階併せて6台ほど置いてあります。
糸車や座繰り、糸枠などは100年前後前のお道具です。現役ですよ。
1階は教室にしていました。
特殊天秤機1台、高機2台、倉敷ノッティング椅子敷用の経機1台が並んでいます。これらは生徒用ですが、ときどき私も使います。
2階に、高機2台(内1台は半綜絖です)置いてあり、私の仕事用です。倉敷竹泉堂で私サイズに作って頂いた筬引きの高機と江戸時代の機を復元して作って頂いた半綜絖の高機です。織る物によって使い分けています。
2023年までは、機は12台ほどあったのですが、先々を考えてお道具を処分し始めました。7月には3台処分をして、機は上記のように1階4台+2階2台の計6台になります。
他に糸枠や糸引きの道具、座繰り、諏訪式の電動紡ぎ車、染色用具などを処分しましたので、家の中がが大分広くなりました。私が使うための道具がまだ沢山ありますが…。
◎手織り教室は、コロナ感染拡大の中、制作やカリキュラム修了者からおやめ頂いてきたのですが、2024年1月に全ての生徒が卒業したのを機に、教室を閉めました。
今後、再開するかどうかは決めかねています。近年精神疾患や発達障害の方が来られることが多く、受講後に問題があることが発覚し、その対応に苦慮します。細かい作業の繰返しや制作設計作業にご本人がついていけず、苦しまれるので、最初にお断りしているのですが、自己申告せずにすり抜けてしまう方がいます。精神薄弱ではないので、素人の私には見極めが難しいのです。対応で私自身も疲弊します。私も70才を過ぎ、対応能力が衰えてきていますので、しばらく、教室は閉鎖です。
現在は、『仙台藩(伊達藩)の織り師の残した江戸時代の組織織りの伝書』の再現に取り組んでいます。楽しい仕事です。解読はほぼ終わりました。エクセルを使って組織図を起こしています。7月からは機にかけて織り始めます。私の最後の大仕事です。出来上がったら個展をするかもしれません。
教室は、
◎火曜日(月4回) 13:00~17:00 月謝制で16,000円/月
◎土曜日(月4回) 13:00~17:00 月謝制で18,000円/月
※(偶数月の第1週目に、朝10時から絹糸の草木染めをします。別途光熱水費2,000円/1回)
・教室では、基礎コース(平織から簡単な組織織り、木綿糸・絹糸の草木染めまで)
・応用コース(木綿の服地・、帯、絹の帯・着尺、絹糸の草木染めまで)があります。
・既に手織りの経験者は、やる事を相談して決めています。
・なお、お月謝は、自己都合でお休みになられても、免除はありませんのでご了承ください。
商品情報
手織り木綿 よこ絣バッグ 税込8,800円
化学染料染めの木綿糸で手織って、よこ絣の布にしました。
縦25㎝×32㎝×マチ5㎝。内ポケット付き。両面よこ絣、底部分は黒の化繊布です。
とにかく軽いです。
アクセス
- 住所 東京都あきる野市雨間528-5
- JR中央線・五日市線 秋川駅南口 徒歩10分