お薬手帳って何ですか?

薬局で患者さんに「服用中のお薬はありますか?」と質問すると、

「耳鼻科の薬だから大丈夫でしょう?」
とか
「整形外科で痛み止めだけもらっているから関係ないよね。」

という答えが返ってくることがあります。しかし、その答えは間違いです!!

 耳鼻科で鼻炎薬として処方される抗アレルギー剤は皮膚科ではかゆみ止めとして処方されることがあります。整形外科で痛み止めだと思っていた薬は実は胃薬も処方されていたなんてことがよくあるのです。

 また、近年ではジェネリック医薬品(後発医薬品)も増えてきており、名前は違うのに全く同じ薬だったなんてことも・・・

 でも、「薬の名前って、横文字で覚えられない!!!」

 そこで、お薬手帳が役に立つことがあります。

  お薬手帳とは・・・
 処方されたお薬の名前や飲む量、回数、飲み方、注意点などを記録するための手帳です。病院ごと、薬局ごとに一冊ではなく、患者さんごとに一冊で管理するものです。お薬手帳があると、医師、歯科医師、薬剤師が同じお薬が重なっていないか、飲み合わせが悪くないかどうか確認することができます。
 自分や、大事な家族の体のことですから「今飲んでいる薬がわからない・・・」なんてことのないように、上手にお薬手帳を活用しましょう。
(お薬手帳は保険点数適応になります。)