2006/03/22
WORMED
FLOATING CADAVER IN THE MONOCHROME
>>スペイン産'99年作EP。5曲入りEPでDemo扱いか!?。この時点ではまだツインGtで5人組だったよう。音質的にDemoの域であるため悪く、特にDrの音は酷くてスネアと金物の音しかなく、ベードラの音はペタペタで他のタイコ類も厳しい。一瞬ベードラなんてプチプチとノイズかと思ったくらいでかなりマニア向け音質。しかし、この音質だけがいただけないだけで、肝心の曲の方は最高、超Cooool!!。リズムパターンが豊富で1曲中で様々と変化し、どことなく耳に残るメロディが非常に素晴らしくそこに乗る重低音Gutturalは超強力。またGrooveパートも強力で、WORMED節は既に出来あがっていたと認識させられる好Demo。1stに再録されている曲もあるが、それとははまた全然違う印象でGoodなので1st聴いて気に入った方は何とかしてGetして欲しい良作。

Dr>>Drの音質がすこぶる悪いので音圧が弱くて物足りないが、強力リズム堪能できる。音数多めにSlow/Fastのメリハリの利いたリズムで、チャイナ・クラッシュの入れ方もリズミカル。このDrの手癖らしきCupフレーズは個人的にツボ。また全体的にJazzyな雰囲気を醸し出すドラミングで、ズルズルBlastもスネアのタイミングもカッチリせずに絶妙な間。センスが光る強力フレーズ満載の本作も要Check!!。
2006/03/23
たったこの1曲(=『GORE DOMINATION』(V.A.)の参加1曲)で魅了されてしまった私だ!!。
Official HP
WORMED
VOXEL MITOSIS
>>スペイン産'01年作Demo。たった1曲入りのプロモCD(Demo)である。1stにも収録されているものの、別Ver.となっており、『GORE DOMINATION』(V.A.)への参加曲でもある。こちらの方が曲がよりLooseでRoughな仕上がり。この曲だけでもこのバンドの素晴らしさが十分に分かるため、改めて個性的で良質なバンドだと再認識できる。実際、V.A.収録のこの1曲でK.O.された私だ!!。また、前Demoにあった音質の悪さは改善されており十分良い出来。V.A.でも聴けるVer.のため、これかV.A.どちらかはGetすべし!!。

Dr>>1stとは違うこのVer.プロモは、何といっても個性的なのがスネアの音。確実に使い分けてると思われるその音色は3種類はある(一つのスネアを叩き分けてるのか、二つ以上を叩いているのかは不明だが、私は前者と思っている)。ブラスト、オカズ、単発ショット、アクセントなどなど場面ごとで音色を使い分けるという、これだけでも十分個性的だが、終始特徴あるフレーズを織り交ぜてくるあたりがこのドラマーの独創的なセンスで聴き手を魅了しっぱなし。因みにVer.1stではこのプロモ程のスネアの音色使いは少ないため、こちらの方が断然勢いがあって好み。是非聴き比べていただきたい。
2006/03/24
既に'04年夏に開催されたNSDMツアー「PREMATURE BURIAL TOUR VOL.01」で来日しているこのバンド。目の前で見たが、そりゃぁすげぇえもんでした。絶句です絶句!!!!。
Official HP
WORMED
PLANISPHAERIUM
>>スペイン産'03年作1st。国産レーベルMACABRE MEMENTOS Rec.よりこうしてデビューフルアルバムが完成リリース。非常にTechnicalで展開の多い曲構成。アルバムジャケ、バンドロゴからも分かるようにBrutal DM一緒くたな作りとは違って実験的な雰囲気を持ち、USスタイルにどことなく欧州特有の湿り気をプラス。やはり、まず耳に付くのは、Technicalの土台を支えるDrの巧さ。リフはブルータル極まりない程の厚みを出し、押しから一転してのMiddleパートは鳥肌モノのセンスで、Groovyなリフもお見事。曲の展開導入部に浮遊的なS.E.を挟むあたりに独創性も窺える。Voは、時折ゴボゴボいうGutturalで、先のV.A.で聴いたものより凄みと攻撃力が増しており、楽器陣に負けじと主張し、かなり強力である。そして、低音を支えるもう一つのパートBassも、非常に独創的で攻撃的なフレーズを織り込み、埋もれない音作りのためにその存在を遺憾無くアピール。結果、この4人の音がそれぞれに主張し合いながら高次元で融合した非常に素晴らしいアルバム。Brutalityの中にGroovyさとTechnicalさの絶妙なバランスがもろにツボで、音質も良く8曲約25分のブ厚い音の洪水に失禁。これは2003年のトップクラスであり、既に他の追随を許さないTechnical Brutal DMの名盤!!!!。

Dr>>このドラマーの巧さでいったらCYNICのSean Reinert(Dr)程の衝撃を喰らった。SeanからちょっぴりJazzyさを抜いてBrutalに叩いたらこうなったって感じのドラミングは、Technicalな展開を聞き手に飽きさせないような見事な構築力で、強弱のあるオカズを上手く導入かつ独特のタイム感で叩く強力ドラマー!!!!。センス良いHat/Cupの使い方をし、それをセンス良く導入しGroovyパートでのリズム感も心地良く、超絶ブラスト時のやや尻つぼみなところも人間味があって好み。スネアは13インチあたりの小口径スネアの音っぽく、カンカンではなく高めのキーにあまり芯がない「コ」という軽めな音。これが軽快さを生み、くどくないのがポイント◎。個人的に要チェック&お気に入りの一人に追加した超絶ドラマー。
2010/4/30
WORMED
QUASINEUTRALITY
>>スペイン産'10年作Single。2曲入り約10分である。新作を心待ちにしていたら、前作1stから数えると早7年の歳月が過ぎていた。この間に、お気に入りDrが交代し、Voが兼任している。一聴して分かるように複雑Technicalな曲展開に浮遊的SFフレーズとWORMED節全開。寧ろProgressiveさが増強された分、さらに次元が違うところに行ってしまったくらい。Voも一筋縄ではいかないギュルジュボ醜悪Gutturalで◎、・・・なんだが、何か違う、・・・。そう、やっぱり惚れ込んだあのDrではないからだ。だが、それを差し引いてもWORMEDであることは間違いない内容であり、「らしさ」を増してきた分、一般的には喜ばしい限りだろう。何はともあれ、2ndへの期待は良くも悪くも膨らむ名刺音源には凄過ぎる程の作品。前DemoのようにアルバムにはVer.違いが収録されることも予想されるためGetを推奨(Myspaceで2曲ともフルで試聴可)。

Dr>>先に書いたとおりDrが交代している。今作ではVoが兼任し、Cover&Layout等を手掛けるなど、その才能を遺憾なく発揮し、一般的には納得の出来と思われるが、私個人的には、全く真逆といっていい程に単調ドラミングでがっかりの一言。楽曲が非常に良いだけに、もしAndyだったなら◎の出来だったはずと悔やまれる。やはりあの魅了する個性的なフレーズセンスで、ドラミングが独創的だった彼はやはり特別な存在だったと再認識。惜しい!!。これならマシンDrでもいいからフレーズ勝負の方が良かった気が。