京 都 ク ラ ス 別 大 会 優 勝 記!    (2001年11月17日)
 
 11月11日、第33回京都クラス別大会(成績表はこちら)に行ってきました。弟子のsaimai6級と西宮で待ち合わせて、阪急電車で京都「西院」へ。余裕をもって9:30に到着。遠来の珠友たちと挨拶しつつ、saimaiに秘策を授けつつ開始を待つ。
 関東から、奈良九段、久富六段、安達五段、岩間初段、松尾初段ら。東海から、石谷八段、三好八段、蔵本初段、奥野初段ら、錚々たるメンバーが京都に集結。またネットの弟子あんにゃん5級と、これもネットで誘ったMAGIC3級、鬼畜王ランス6級も到着。  
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 さて私が出る「特別クラス」は、今年のA級棋士5人(早川九段もおられる)、世界選手権AT出場の石谷八段、元A級のベテラン三好八段、阪本七段とすごい顔ぶれになってしまった。私は、はなから優勝なんて考えもせず、この大会がRIFレーティング対象棋戦なので、自分よりレーティングが低い人には勝とう、とだけ考えていました。(今33位まで上がってるし(^^;)
 過去の優勝者を遡って見ると・・32回奈良九段、31回ソーソロフ八段(ロシア)、30回長谷川九段、29回河村九段、28回相楽八段、27回長谷川九段・・・ね、私が優勝なんて考えられないでしょ?
 さて抽選が済んで1回戦開始。私は2番くじで1番くじの安達五段と1番テーブルで対戦。隣は石谷八段と土居五段だったので、土居さんには悪いが、「次は石谷さんかぁ」と思いながら打っていた。阪本さんは13番で抜け番。11番12番の長谷川、奈良の両横綱が早くも対戦。しかも負けた方は抜け番になってしまう。この時点で、私にとっては最高についていたと言えよう。 
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 さて1回戦の対安達五段戦は仮先となり、初戦だし手堅く「疎星」にしようかなと思ったら、隣で疎星が始まってしまった。同じなのはいやなので「明星」を指定。初手合いなので、どういう打ち方をしてくるかと楽しみだったが、なかなか斬新な打ち方をされて、ちょっととまどう。しかし黒17が甘い!と感じたので、ここで熟考。「河村さんが名人になった局はここへ打ってたが、やはりこっちが急所かなあ」などと考えながら、白18、20で必勝形を築く。

黒 安達康弘五段 仮先白 飯尾義弘七段 白28にて黒投了
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 2回戦は、石谷八段を疎星黒番で破った土居五段。またも仮先になり、A級リーグで使おうと思いながら使い切れなかった「名月」を打つ。ただし黒7で変化されたため、秘策は未公開のまま。黒13まで7月の「関西早打ち選手権戦」で山本二段と打った形と同じになる。その後の研究を思い出しながら、構想を練るうち「ありゃ!これって、いきなり詰めにいってもいいんじゃないか!?」と気付いた。確認したら確かに詰んでしまう。「なあんだ、こんなことだったのか!」
 局後検討の時、三好八段が「ここは、こっちでも詰むんだよ」と教えて下さったが、「そ、そんなこと既にご存知だったんですか・・・」

黒 土居 学五段 仮先白 飯尾義弘七段 白18にて黒投了
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 3回戦は井綿五段。「あれえ?A級のメンバーがあれだけいて、なんで当たらないんだ?」 Bクラス、Cクラスは自分の弟子たちが頑張っているので、タバコに、トイレに立つ度にのぞいていたが、特別クラスの方は自分の局しか見ておらず、後ろは振り返る余裕もなかった。どうもお互いつぶし合いで連勝の人がいなかったようだ。(これも私に幸いした)
 「嵐月」黒番で、黒13は中村名人に教わった手を使う。嵐月は黒有利に攻められるのだが、勝つとなると大変だ。必死に攻めをつなぐうち、10手5分になり、勝てそうなんだが見つからない。ふと時計を見ると1分ぐらいしかないのに、黒石を6〜7個持っている!「ありゃ〜、時間切れ負けだなあ」と思いつつ見せ手を打つ。「こっち止めてくれたら四追いなんだけど、あっち止められたらわからんなあ。仕方ない、全部四を伸びて、つぶそうか」と考えていたら、四追いが残る方へ止めてくれた。10秒で7回の四追いを打つ!

黒 飯尾義弘七段 仮先白 井綿章久五段 黒33よりイ〜トの四追い
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 4回戦でついに横綱長谷川九段と対戦。「仮後になれ!」と念じて石を握る。気合いで仮後を引き(笑)「疎星」を打たれる。ちょっと悩んだが、黒を持って攻めないと勝てる相手ではないので黒を取る。黒5からは「早川流」を拝借。A級リーグでも「疎星黒番」なら打とうと思っていた作戦である。中盤の構想に悩んだが、じっくり打って勝てる相手ではないので、とにかく激しく!攻める方針で打つ。結果的には会心の構想で黒有利に進めることができた。黒25で「え〜い!負けて元々!」と激しく打ち過ぎて実はやばかったのだが、長谷川さんもミスをしてくれて快勝! 気合いでもぎとった勝利と言えようか。

黒 飯尾義弘七段 仮先白 長谷川一人九段 黒43にて白投了

 この頃、BクラスはあんにゃんさんとNAGICさんの同率優勝決定戦が行われていた。「初段」争奪戦だ!結局、MAGICさんが優勝で初段に!10月に初めて阪神連珠会に来られて3級になったばかりだというのに、すごい勢いだ。あんにゃんさんは、ひとつだけ昇級の4級に。 Cクラスでは、初戦にsaimaiがランスさんに1勝1分と勝ち越したのだが、以後はランスさんの独走となってしまっていた。saimaiは6勝5敗1分の2位となり、ひとつだけ上げてもらって5級になった。
 二人の女性の弟子が共に2位と優勝を逃したのは残念だった。私がツキをもらっちゃったかな?
 結局Aクラス優勝のmhiroさんも含めて、ネットで活躍中の人が全クラスで優勝を果たしたのは偶然ではあるまい。
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 いよいよ最終5回戦の相手は宮川六段。この時も特別クラスの星取り表を見る余裕はなく、「あれ宮川さんが今上位なの?」という意識だった。それよりもタイブレークポイントの計算をしてくれる人もいて、長谷川○、飯尾●だと長谷川さんの優勝らしい。
 ま、ここまで来たらさすがに狙います。宮川さんには最近負けてなかったし、恐い相手ではない。それにしても、あれだけA級、元A級の人がいて、一人しか当たらなかったのは不思議としか・・・
 「嵐月/近江のお兼」をかけられ白14とヘンなとこで変化される。うんうんうなって攻めを組み立て、黒23からの追い詰めを必死に考える。黒29と引いて受けなしのようだが、白に四伸びがあって読み切れないままに、時間に追われて仕方なく打つ。
 幸いこれで本当に受けなしだったようだ(局後奈良さんに教えてもらった)。全会場の最終局となってしまい、大勢のギャラリーに囲まれてプレッシャーの中、8回の四追いを敢行! 5戦全勝で優勝が決まった。

黒 飯尾義弘七段 仮先白 宮川淳三六段 黒35よりイ〜チの四追い
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 くじ運にも恵まれ、相手のミスに助けられ、時間切迫時の指運もよく、ほとんどツキのみの優勝であった。しかし、今年はよく連珠を打った。初心者指導も目いっぱいやった。連珠会に若手を何人もひっぱり込んだ。連珠界に貢献したということで、連珠の神様からのご褒美を頂いたと解釈しておこう。
 河村さんは「今、関西ナンバーワンでしょう」と持ち上げて下さったが、とんでもない! 関西には名人経験者が3人もおられ、挑戦者経験者が2人おられる。今回は運のみでの優勝ではあったが、この大きな大会での優勝は嬉しい限りである。
 長く続けていれば、いいこともあるということであろう。(ね!ぎみーさん)
 
[ mhiroさんのAクラス優勝記はこちら ]

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