連 珠 名 人 戦 を 終 え て   (2001年9月27日)
 
 連珠名人戦・挑戦者決定リーグ戦が、9月22日〜24日の3日間の渡り開催されました。昨年に続いて、通算3回目の関西地区代表の座に恵まれて出場することができました。

 ご存知ない方のために、その方式を簡単に書きます。前年度の上位3名と、各地区の予選を勝ち抜いた合計10名が集まり、1日3局、3日間に渡り総当たりリーグ戦を行います。そして優勝者が、中村茂名人に挑戦し、五番勝負を戦います。それに勝った方が、今年の「連珠日本一」の『名人』となれるわけです。
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 リーグ戦の1局の持ち時間は一人120分! 使い切ったら、1手1分の秒読みとなります。ですから長引けば4時間もかかります。例えば私の1日目の記録はと言うと、朝8:35第1局開始、12:20終了。1:20第2局開始、4:30終了。夕食後、7:00第3局開始、10:30終了。風呂はせっかくの濁り湯温泉なので、朝6時に起きて入り、また合間に入ることもあります。要するに、食事と温泉の他は一日中連珠を打つという生活が3日連続するわけです。

 何をそんなに考えるのかって? A点に自分が打つとする。相手の応手はどこだろう?aかbかcか? aならこう打って詰みそうだな・・でもこう3を引いたときに、ここに打たれると3で乗るのか・・ などと全部の変化を頭の中で考えようとすると、それだけの時間が必要ですし、まだ足りない場合もあります。私は今期3回秒読みになりました。

 自分の能力のすべてをフル回転して、相手よりたくさん読んで、勝ちを見つけようとするわけです。

 それほどしんどい思いをしても、このリーグに出られることは、連珠を打つ者にとり大変な名誉であり、俗世間から離れて好きな連珠に没頭できるのは幸せなことです。
 囲碁や将棋に比べて競技人口が少ない『連珠』なればこそ、このようなリーグ戦ができるのですが、これは大変良いシステムだと思います。地区代表になって全国大会に出たはいいが、1回戦負けでハイサヨナラではなく、全国の強豪の方々とじっくり(ほんまにとことん)連珠が打てるのですからね。

 私は、ここで優勝して名人に挑戦できるような器ではありませんが、自分の力を試す絶好の機会です。時間をかければ、力の差もはっきり出てしまいます。

 今回、前半は好調で、7回戦を終わった時点でまだ優勝の可能性があるという、自分でも驚きの展開でした。最後の2戦は、前年1位、2位の方と打ち、2局とも力負けの完敗でした。優勝は夢にも考えていませんでしたから、それはいいのですが、大きな目標であった『勝ち越し』を今一歩の所で逃したことは残念でした。

 しかし、2年連続でちょうど五割の星は、全体としては互角に打ち合っているということなので、よしとしましょう。目標の『勝ち越し』は来年までの宿題に残しておきます。
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 もっともっと、若い人たちにこの大舞台に立ってほしいものです。ネット連珠が盛んになりつつあるので、数年後には10代・20代の「A級棋士」が誕生するはずです。

 それまでは、おじさんたちが少しでもハードルを高くして、それでも若い人たちに追いこしてもらえる日まで、頑張りたいと思っています。

 

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