第40期名人戦・関西シリーズ  (2002年11月6日)
 
 第40期名人戦5番勝負は、A級リーグ1位の長谷川一人九段と2位の山口真琴七段の2人で闘われました。
その結果、3勝1敗で山口七段が勝って『第40期名人』を獲得されました。

 第3局が阪神連珠会のホームグラウンド尼崎産業郷土会館で、第4局が京都連珠会本部において行われました。
その2局に関して、うちの掲示板にカキコして頂いたものを、まとめて保存しておきたいと思います。
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名人戦エピソードその1  投稿者:ごまめ   投稿日:11月 2日(土)

 名人戦第3局、対局途中に山口七段がやおら席を立って出て行った。
程なく帰ってきた彼は一言「おじゃましました」
これを長谷川九段が聞き逃すはずがない!「ならとっとと帰れ」と切り返した。
小生は記録係りの立場を忘れ、思わずふきだしてしまった。

名人戦エピソードその2  投稿者:ごまめ   投稿日:11月 2日(土)

 同じく第3局。午後の対局もいよいよ熱を帯びてきたころ、
なにやら地鳴りのような音が、どこからともなく聞こえてきた。
窓の外で何か起こったか?いやしかし、聞こえるのは窓とは逆の方向・・・
ふと振り返ると、そこにはなんと、○○七段の気持ちよさそうな寝顔があるではないか!
対局場は緊迫した雰囲気から一瞬にして和やかムードになってしまった。
長谷川氏なんか、わざわざ席を立って確認してんだよー。
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素朴な感想      投稿者:Crow   投稿日:11月 3日(日)

 今回の名人戦は実際に打ってる棋譜よりも、対局後の検討の方が数倍楽しかったです。。
終局直後は残務整理でばたばたしてましたが、聞ける範囲で聞いた「この手のときはこう打ったらこうなるのでだ・か・らここにこう打とうと思ったら、やっぱりこう受けてきそうだったので、これしかないとこう打つことにしたら・・・」のやり取りは見ていてシアワセを感じてしまいました(笑)。

 この二人だから為せる技なんかなぁ・・・と、思いました。
やっぱ、強い人同士のタタカイは生でみるもんですねぇ。
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第40期名人戦雑感  投稿者:孔夫子搬家  投稿日:11月 4日(月)

 ご存知の方の方が多いのでしょうが,第40期名人位に山口七段(→八段)が就位することが決定しました。
山口七段おめでとうございます。19年来の悲願がかないましたね。まだ,初々しい学生服姿で,無敵の中村名人に挑んだ当時の光景が,思い浮かびます。
 人の世の常なのか,アマチュアの悲しさか,連珠だけに没頭できる立場の人は,日本には皆無といえます。そんななかで,山口新名人,長谷川九段がハイレベルな戦いをわれわれに見せてくれたのは,本当にすばらしいことです。

 部分的に見れば,?と思う場面もあったかもしれませんが,それが実戦対局というもの。第4局後に,山口新名人が言っておられた,「研究,知識,相手の棋風,すべてを考えながら対局するのが楽しいのです。インターネットの対局を好まないのは,そういう理由です」という言葉に,8割方は納得できます。
 控え室やインターネットで,どんなに石を並べても,対局者の思考レベルには到達できません。真剣な対局はかくも素晴らしいものです。

 独特のジョークで,周囲の人間を煙にまくことも多い山口新名人ですが,第4局の終了後,私が無遠慮にもたずねた「ご両親へは,連絡したんですか?」との問いに,「母が今年,他界しました。こういう報告ができるのであれば,もう少し生きていてほしかった」という答えに,胸が熱くなりました。

 早川氏は「よかったなあ。これからは人寄せパンダになってな」と,声をかけておられました。名人位は,全珠人のあこがれの的。それに,ともなう責務もついてまわります。決して義務ではないのですが,それはいたしかたないことでしょう。

 しかし,山口新名人の「これからは,若手の壁になります」との言葉に,大きな期待感を感じました。何かと忙しい日々が続くことでしょうが,日本連珠界の未来のために,頑張っていただきたいと切望いたします。
 そして,連珠のグローバル化が進む現在,積極的に海外との交流にも参加していただきたいと思います。国際交流の推進役を果たした方といえば,何人かの名前が浮かびますが,山口新名人も,当時の活躍を知る者にとっては,間違いなくその一人です。  「日本の名人が参加した世界選手権では,必ず優勝者になっている」というジンクスをスゥエーデンでも守って欲しいというのが,一ファンとしての願いです。

 長谷川九段も,残念な結果とはなりましたが,身辺なにかと忙しい日常を送られながら,日本のトップレベルの力をわれわれに見せてくれました。ほとんど,対局の機会がもてない状態ながら,内容の濃い対局を続けることができるのは,本当に素晴らしいことです。
 山口新名人も「来年もきっと,長谷川氏と(名人位決定戦を)打つことになるでしょう」と言っておられましたが,単勝1.0倍くらいの言葉だと思います。

 私は第4局にしか立ち会えなかったのですが,立会い・記録・時計を担当されたみなさま,本当にお疲れ様でした。
 若手の吉川初段は,初めての記録係でずいぶん大変だったでしょう。しかし,真剣勝負が行われている部屋に,ずっと同席できたことは,必ずや今後の糧となることでしょう。
 飯田五段は,少し体調をそこねておられたようですが,毎年のように運営に携わってくださるのは本当に感謝いたします。
 蔵本初段のインターネット中継は,皆,今やあたりまえのように閲覧させていただいていますが,これも,本当にありがたいことです。トップを争っておられる棋士の方々の存在と共に,連珠界にこういった人材がおられることを,うれしく思います。

 今,日本には,熱い思いを秘めた,若い才能が芽吹き始めていると感じます。他国に先んじられている感も否めませんが,いつか,新しい日本の顔が生まれることでしょう。次回のA級リーグあたりから,そういった胎動を感じることができることを,強く期待しています。
                    (2002年11月4日 山口新名人誕生の翌日 早朝)
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今は、恒星の夫   投稿者:恒星の元恋人  投稿日:11月 5日(火)

 EOさん、この間はレスありがとうございました。
…って、それよりも尼崎ではお世話になりました。
EOさんやCROWさん、土居先生、田村さん(だったよね?)、
それから他の運営の方々のおかげで対局に集中できました。(結果は別として ^-^)
ありがとうございました。

 ところで、1、2、4局目に比べて3局目の山口の出来が悪かったですが、
あれは『富○が打っていた』と4局目終了時点で判明しました。
…便利な言い訳だ (^-^)♪

 衆人環視の対局では、控え室やチャットの検討を上回る手を打つのが醍醐味。
下回る事もしばしばありますが、そこが生の楽しさ。
頭の中だけで珠を追ってると、時々石が勝手に消えたり、
『勝ちがある(または無い)』と勘違いしてたり。
昔の連珠家が言った『真剣の切り合いのような』臨場感が、実戦の面白さだと思ってます。
そして実戦は『知識の披露』ではなく『知恵の競合』。
未知の局面で打つ妙珠が、実戦を打つ事の『ごほうび』でしょう。

 映画や漫画のシーンに出来るような展開になれば、
勝っても負けても打って楽しかったと思えます。
控え室の『まさか!そんな手が成立するのかっ!!!』
なんてセリフを想像すると面白いですよ。
打ってる間は、誰でも『その局の主役(または、準主役)』になれますからね。

  
 
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