B O O K ナ ビ   小 説 の コ ー ナ ー ( 2 )


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「パラサイト・イブ」   瀬名 秀明   角川ホラー文庫
瀬名氏はこれを書いた時、まだ28歳の若手薬学博士。細胞研究と臓器移植の2つのテーマで、ホラーと言うよりも、科学的、理論的でむしろSFだが、堅苦しくなく読みやすい。
ホラーとしてでなく、医学、薬学に興味のある人にもお薦め。

「 死  国 」      坂東 眞砂子   角川文庫
四国八十八ケ所の霊場を死者の歳の数だけ逆に巡ると、死者が甦るというー禁断の「逆打ち」ー
四国の石槌山には死者の霊が集まるという古代伝承をもとに、日本人の土俗的感性を喚起する。
映画化もされたが、直木賞作家の坂東眞砂子の文章で読む方が、面白いし、う〜んと恐い!

十三番目の人格ISOLA」 貴志 祐介 角川ホラー文庫
人の強い感情を読みとることができるエンパスの賀茂由香里は、その能力を活かして阪神大震災後ボランティアをしているうち、多重人格の少女に出会う。しだいにいくつかの人格とうちとけていくが、13番目の人格『ISOLA』の出現に、彼女は身も凍る思いがした。
映画を見た人も、見ていない人も、ぜひ原作で楽しんで下さい。

「 舞 姫 通 信 」  重松 清     新潮文庫
「空を踊る舞姫を、私たちは愛します。地に横たわる舞姫を、私たちは愛します。舞姫倶楽部へ、ようこそ。」女子高の教師の目を盗んで配付される「舞姫通信」。教師と生徒と、、生と死の物語り。
重松氏は今年1月、直木賞受賞! 私の目に狂いはないでしょ。