静岡地裁 第3回証人尋問終わる。 
3月24日(月)16時 結審!

 「NTTリストラ静岡裁判」第22回口頭弁論が、新年明けの18日(金)に静岡地裁で開かれました。

 今回は、第3回の証人尋問(最終尋問)が行なわれ、昨年からの、石川津由子原告に続き、鈴木秀雄、岡本順一郎両原告の証人尋問が行われました。鈴木、岡本両原告は2002年5月、静岡からまったく経験のない名古屋支店ソリューション営業部へ強制配転されました。その後も、2006年7月に京都マーケティング営業部へ再配転、さらに同年12月には、名古屋マーケティング営業部門へ
 再々配転と、将棋の駒のように動かされ、鈴木原告は6年近い単身赴任生活、岡本原告は遠距離通勤を、いまも強いられています。
 両原告は、もともと入社以来それぞれ機械職・技術職に長年従事してきましたが、2002年、NTTが行なった11万人リストラ「構造改革」「50歳退職・賃下げ再雇用」に応じないため、異職種・遠隔地配転をまともに受けました。

 両原告は、当日の証人尋問で、最初の配転先の名古屋支店が、大口ソリューション営業部門だったのに、飲み屋など小口の利用者リストを渡され、Bフレッツなどの販売をさせられたと告発。その後の京都、いまの名古屋でも、各家庭に飛び込んでの販売とアンケート調査業務であり、販売成果はNTTが両原告に支給する高額な通勤費や、住居費などに見合わない、「報復、見せしめ的」配転であることが明らかになりました。また、両原告はこの強制配転による健康悪化や、家庭への影響も指摘し、「理不尽で、違法な『50歳退職・賃下げ再雇用』をやめ、社会的責任のある会社に」「儲けのため家庭を犠牲にという会社を正したい」と訴えました。

 次回は3月24日結審です。裁判の後の、報告集会では参加者や団体から激励の挨拶があり、勝利判決を勝ち取るまで全員で頑張る決意を確認し、NTTリストラ裁判静岡地裁第22回口頭弁論、当日の早朝宣伝からの裁判行動を終結しました。

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