静岡地裁 第2回証人尋問  11.30
 静岡地裁の第2回証人尋問が、11月30日(金)に開かれました。
 北村証人(会社側:原告鈴木・岡本さんの所属する名古屋PTのグループ長)と原告石川さんの証人尋問が行われました。

 北村証人の主尋問で、マーケティング推進部門名古屋PTで原告らのアンケート調査活動は「調査・分析・販売が営業活動の重点課題だ」と「販売目標やアンケート数は関西圏共通です」と陳述しましたが、原告側の反対尋問の中でほころびが出ました。
石川さんの主尋問を担当した望月弁護士  
 調査営業活動では、「アンケートや調査結果の分析は?」の質問に「他の部署でやっている。」「分析結果で営業活動の手直しは?」に対し「していない」と自分の部署では分析も、分析結果のアクションもしていないと答弁しています。
 「販売目標やアンケート数の達成は?」に「関西圏全て目標は達成していません」、「目標の設定でハイフォン会社の販売数や目標値を知っていますか?」に対しても「知りません」また、「光の工事期間はどの位?」に「名古屋では2週間位」とさらに「競合他社での光工事期間は?」に対しても「知らない、調べていません」と答弁しました。
 北村証人の陳述の中で、在籍出向者と満了型選択者をグループ別けし、満了型選択者には「取り合えず大層な理屈をつけて、飛び込みの調査活動をやらせておけ成果などは・・・」と、見せしめ、嫌がらせが見え見えでした。

 原告石川さんの主尋問では、構造改革時にアウトソーシングする部門の人には、NTTには貴方の仕事がなくなるから「退職・再雇用」でOS会社で今の仕事を続けるか、「異職種配転してNTTに残るのか?」といわれていたが、石川さんの従事していた他社に対する発注工事はNTTに残る仕事であったのでそのまま残れると思っていたのに、販売で沼津に配転させられた、配転後も元の職場の仕事を2週間位手伝わされたと陳述し、仕事があっても遠隔地の異職種に配転させたのは、NTTに残る(満了型)事に対する見せしめ嫌がらせだと陳述しました。
 その他に、本人の健康状態、家族の病気等の事情で遠距離通勤の過酷さを陳述しました。

 石川さんに対する反対尋問が一部残ったので、次回、1月18日の第3回に引き続き行われ、その後に鈴木・岡本さんの証人尋問が行われることとなりました。

 静岡地裁の結審は、3月24日(月)16時となりました。

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