NTTリストラ裁判静岡が結審!
判決は9月15日(水) 14時から 

 5月19日(水)、東京高裁で第6回控訴審が開かれ結審となりました。

 開廷に先立ち高裁前での宣伝、幸い雨もまだ降らず宣伝カーからの各団体の訴えと激励、ビラ配布と横断幕を掲げての宣伝が無事終了しました。

 傍聴券の抽選で10名余の人が外れて残念ながら傍聴ができませんでした。

 開廷後裁判長が双方の提出書類の最終確認が行われ、追加・補足がある場合は、6月15日までに提出してくださいとの確認があり、その後、原告石川さんと大多和弁護団長が最終陳述をおこないました。
東京支部委員長の高裁前での連帯挨拶
 原告石川さんは、50歳選択時に、現在従事している仕事がアウトソーシング(NTTにはその仕事がない)される職場の人は、その仕事に従事したいなら退職・再雇用を選べと説明され、石川さんは従事していた仕事が、発注業務でNTTにしかないので選択しませんでした。
 NTTに残ったら異職種・遠隔地配転をさせられました。その心労と肉体的疲労が自身の健康破壊を招き、また、長男の病気看病にも十分な配慮ができなかった事を切々と陳述し、家族との団らんの時間が持てるような公平な判決をと訴えました。

 大多和弁護団長は、4点の問題をあげて陳述しました。
@業務上の必要性とは、退職・再雇用で賃金カットをして収益確保が狙いであり、98%以上が退職・再雇用を選択している事実から、実質50歳定年制であ 
愛知支部は愛知支援共闘の横断幕を掲げて
り、その98%のレベルを維持するために、原告らに見せしめ遠隔地・異職種配転をしている。A配転について一般人事としているが、配転一時金も支払わず、通常3年を目途に戻しているのに、退職まで戻さないのが現状であり、見せしめとしかいえない。B50歳以下は在籍出向させているのに50歳以上は在籍出向させない。これは年齢差別であり、許されない。また、赤字予測論も会計学の専門家から見れば間違い。C中労委・東京地裁で通信労組への不当労働行為が認定され、また、大阪高裁、松山高裁での「業務上必要がない」との判決を、十分検討して、公平な判決をお願いします。と陳述しました。

 閉廷後に報告集会が行われ、26名の弁護団から、それぞれ感想とコメントが述べられました。
大多和弁護団長の報告
 傍聴に参加された、静岡県支援共闘会議を始め各団体からの激励の挨拶ありがとうございました。大阪、松山の勝利を静岡でもと、静岡支部田中委員長の挨拶で閉会しました。 引き続き御支援・御協力よろしくお願いします。

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