NTTリストラ静岡裁判 第5回控訴審が開かれる!

 12月9日(水)に、NTTリストラ静岡裁判の第5回控訴審が開かれました。

 本格的な冬の到来を思わせる肌寒い天気に気を引き締めて3時半の開廷前に2時から高裁前の宣伝行動を実施しました。

 恒例になった「NTTは働くルールを守れ!」の横断幕を掲げて、各支援団体のリレーマイク宣伝と一緒にチラシの配布をおこないました。

 開廷後、裁判長から双方の準備書面の確認と補充の確認があり、証人採否に入りました。裁判長の合議に入る前に大多和弁護団長が、小栗証人を採用する必要性を次のように発言しました。「今回のNTTの構造改革は1500億円の赤字論が発端であり、経済学の専門家から見た意見並びに証人尋問でその財務実態を裁判所に、わかってもらう必要があるので是非証人採用して欲しい」と。

 その後、合議が行われ、再開後に裁判所として、関野証人と石川証人を採用すると発言があり、他の小栗証人と岡本証人は保留とする。しかし保留にしたからといって後日証人として採用するものではないと実質採用拒否の態度でした。

 次回の証人尋問の配分を決めて、次回第6回控訴審は、2月17日(水)午後2時からと決めて閉廷しました。

 閉廷後の報告集会で大多和弁護士から、証人4人が否決されたら、裁判長忌避を申し立てる予定だったが、2名採用となったので次回の証人尋問に全力を尽くすと、また、小栗意見書に対するNTTの反論調書12号に対する小栗証人の反論意見書を準備していると報告されました。

 参加した弁護士の先生から一言づつ意見が述べられ、地裁で証人尋問した証人が高裁で再度証人尋問するのは異例なことだと、また、再雇用を選択した証人尋問も初めてなので全力を尽くすと報告されました。

 各支援団体の激励の挨拶のあと鈴木原告団長が決意表明し、最後に田中静岡支部委員長が支援のお礼と決意を述べて終わりました。

 寒い中多数の傍聴ありがとうございました。いよいよ大詰めです。なをいっそうのご支援ご協力をお願いいたします。

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