NTT11万人リストラ裁判(10月3日 静岡地裁
第5回口頭弁論開かれる
 第5回口頭弁論では、初めて被告側陳述書に対する原告側反論陳述書を、萩原弁護士の隣に座っている宮崎弁護士が、口頭で趣旨説明を行いました。反論趣旨は、大きく5つに分けられ、「構造改革は、単に人件費削減のみを目的としたものでOS化の必要のないものであり、固定電話はNTTの本来業務であり、OS化はNTTに課せられた責務の放棄にあたる。また、50歳という年齢で退職再雇用者以外は、OS会社に出向させないのは年齢による差別。NTTに残っても従来の業務はないとして異職種・広域配転をさせ研修を実施したが、その内容は被告の目的とする内容からかけ離れているおざなりのものであり、NTTには存在しないとした仕事も現実にNTTにある。また、現在名古屋で従事している仕事も大口ユーザではなく、中小、零細企業が中心で、名古屋などの大都市部に配転しなくても、地元の静岡も市場性が高く、現に静岡へは九州から110名の人が配転されてその業務に従事している。この3名の名古屋配転はNTTに残った者への嫌がらせでしかない。また、構造改革の目的が、経費の削減といいながら、新幹線通勤、単身赴任手当等で、決して経費削減とはなっていない。従ってこの構造改革は単に賃金切り下げのためのOS化であり、それをあたかも本人希望として法を潜り抜けるものでしかない。」と、趣旨説明がされました。
 弁護団を代表して、第5回口頭弁論の内容を報告する萩原弁護士。隣は宮崎弁護士。

 次回第6回口頭弁論は、
12月19日 10時30分
 多数の傍聴お願いします。

 

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