NTT11万人リストラ反対裁判5・9 静岡地裁第3回口頭弁論ひらかれるNTTリストラ反対静岡支援共闘会議 |
5月9日静岡地裁で、第3回NTTリストラ反対口頭弁論が開かれました。 「会社側は、社員の移動基準を定めた資料として、「IP研修」で使用した経営概論等の教科書を提出した。裁判長が『この本を読んですべて理解するのは無理ですから、この本を資料から外してくれませんか』と、要請したが、会社側は『すべて理解しなくてもいいが資料として提出する』と、答弁した。今後は3人の移動の理由を陳述書として会社側が7月14日までに出すことが決まった」 閉廷後に弁護士会館で裁判の経過を報告する太田和弁護士 |
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報告集会で、白井弁護団長から、この裁判は「静岡の3人の問題ではあるが、これは企業の業績悪化が、あたかも自然災害かのごとくに避けられないものてして、自らの経営ミス(NTTの海外投資の失敗等)を労働者に責任を押し付ける企業論理との対決であり、企業がそこで働く者を大事にする理念を求める裁判です。」と、単にNTTだけの問題ではなく働く者すべての問題だと報告されました。 | |
中川弁護士からは、「いま、国会で論議されている、『労働法制改革法案』のもつ危険な点『企業が原則解雇の自由を持つ』ことの意味。今は企業が『解雇理由の正当性の立証』責任を持っているが、これが成立するば解雇された者が『解雇理由の不合理性を立証する』ことになり、今までの裁判と比べると比較にならない位大変なことで、過去の勝利判例が無に帰す、是非『労働法制改革法案』反対の運動を広めて行きましょう」と、提起されました。 | |
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傍聴には、60名を越す支援の方が駆けつけてくださいました。 名古屋争議団からも早朝のターミナル宣伝、午前中の第3回名古屋口頭弁論終了後に静岡に駆けつけてくださり、提訴した地裁は異なるが裁判原告29名が配転されて勤務している名古屋の取り組みと裁判報告がされました。 名古屋公判日程は 第4回=7月17日(木) 13時30分 第5回=10月3日(金)13時30分 (集会は、12時45分 名古屋地裁前) |