以上みてきたように、3人のけいわん労災認定者への賃金差別は、なんの道理もないものである。
会社規則のどこから見ても減額する根拠のないものである。
なぜ、こんなわかりきった事を行わないのか、不思議である。
NTTが、かたくなに労災認定を認めようとしないのは、なぜだろう。別課題で検討してみたいと思う。
3人の賃金差別は、今も続いている。退職まで続くどころか、退職金、手当てのすべてに影響を与え、その総額は百万円単位で増えつづけている。
また、この差別は精神的にも3人に大きくかかっている。職場のなかで差別をされるということのつらさ、みじめさ、くやしさは、当人でなければ決してわからない。
NTTが1日も早く、自分のあやまちに気づき、賃金差別が改められることを願うものである。
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