高校生活篇@その9 連邦の白いのは化物か









いつだって隙あらばと狙っている


その日は、少しだけ雨が降った。

気にするほどのことは無い、霧雨のようなものだった。

何気ない話で盛り上がり帰路を行く僕ら。

1人、また1人とそれぞれが自分の家へと向かう。

最後の1人と別れると、僕は自分の家に向かってペダルをこいだ。


当時は、まだ髪が長く雨で少し濡れていた。

そう、それは、ほんのちょっとした出来心。

首を振って髪についた雨粒を飛ばそうと思ったのだが

当然、犬や猫みたいな芸当が人間にできるわけがない。

そのままバランスを崩し


































ガードレールに直撃。

衝撃はたいした事はなかったのだが、不運にも



























ペダルがすねの前にありそのまま直撃。

声にならない声と共に激痛が走る。

その後数日、腫れっぱなしだった。

今でも古傷として残っている。


だが、僕の挑戦はこれで終わったりはしない。


登校中。

道端に木箱のようなものが置いてあった。

10センチあるかないかぐらいの高さ。

そう、それは、ほんのちょっとした出来心。

この箱をかわして進むより乗り越えた方が早いのではないだろうか。

これを乗り越えてその先へ!

いざ!





































前輪を持ち上げるが、想像以上に高く乗り上げ失敗。

衝撃の直前に、ペダルが足から離れる。































衝撃と同時にペダルに直撃。

声にならない声と共に激痛が走る。











終始見ていた友人は、呆気にとられていた。

余裕、余裕なんて笑顔を見せてましたけど、

本当はすごく痛かったです。

ほんのちょっとした出来心、その誘惑に勝つか負けるか。

すべては自分が決めることだ。