高校生活篇@その6 日本の山と言ったら









想像に不可能は無い。


またもやオーラルコミュニケーションの話。

前回1月ほど経って、教師が外人を連れて教室に入ってきた。

相変わらずアメリカ的なノリで明らかに生徒を引かせている。

もしかすると、と思っていたがやっぱりお約束のようだ。

一列を起立させて、次々に外人教師が質問していく。

今度は、攻撃側になったようだ。

だが、守備次第では大きなカウンターになりえる。

そして、僕の友人S君が質問の番になった。


外人教師「「What is the highest mountain in Japan?(日本で一番大きい山はなんですか?」

こんなの小学生だって答えることができるであろう。

なんとも低レベルな質問だ。

おれ「答えは阿蘇山だぞー」

などと他人事なので茶化してみたりもした。

さぁ、Sよ、早く答えてくれ。

だが、Sは一向にしゃべる気配が無い。

もしかすると、知らない・・・なんてことはないよな。

「まさか、この後こんな展開になるなんて想像もできませんでした」

KEN後日談












































S「いがらし」










































外人教師「いがらし!?」

予想外の答えに、流暢な日本語で聞き返してしまった外人教師。

Sの答えを間近で聞いていた僕、確かに聞き取れた。

「いがらし」と。

その直後。












































涙が出るまで笑った。

聞き取れた範囲の人は皆笑った。

授業が終わって、S君に聞いてみたが「そんなこといったっけ?」ととぼけていた。

彼の名誉のためにも、そういうことにしておいた。

僕は今でも、富士山を見るたびに思い出す。

もしかしたら




































いがらしの方が富士山より大きいのかもしれない、と。